2026年2月公演「Dolls ドールズ」浅草ロック座

浅草ロック座で2026年2月公演「Dolls」を拝見しました。

1景 原美織(橋下まこ、ダンサー4名)
2024年新春公演「浪」でも披露された原美織さんの「人形振り」、ダンサー4名は勇壮に太鼓を打つ。意外と精巧に動く文楽人形より、やはりロボットダンスに近い印象を受けますが問題無し。人形振りと衣装から判断すれば『日高川入相花王』の清姫。人形遣いの橋下まこさんが安珍の役も兼ねる。私が始めて買ったCDが確かセリーヌ・ディオンの『To Love You More』、情熱的ではありますが、絶対に叶わず、蛇身と成り果てるほどの恋が切ない。

2景 小宮山せりな(水戸かな)
白い幕が張られシルエットでの演出から。舞台に丸テーブルと椅子、中央の少女と犬の縫いぐるみから『アニー』を連想しましたが関係ない?ミルズブラザーズの『Paper Doll』から続く『Not Your Barbie Girl』の歌詞がそのまんま人形のような人生、能天気な夫からの脱却。優雅なトレンチコート風の優雅な衣装も素敵。初めて見るフライングポールエアリエル、高さは二段階に調節され、シルクの優雅さよりも力強さ。重力からも少し解放され自由を感じるエアリエル。後半に行くほど踊りは洗練されていきそう。

3景 樋口みつは(原美織、永澤ゆきの)
舞台に置かれた3つの箱に入ったアイドル風のゼンマイ式人形、箱には「雪のめるてぃしーくれっと」の文字。昨年の新春公演「輪」の同じく3景と同じメンバー、その時に誕生したアイドルグループの名前だそう。「雪の」は永澤ゆきのさんでそのまま、「しーくれっと」は樋口みつはを略して「ひみつ」、「めるてぃ」は原美織さんの綽名?不明です。樋口みつはさんの健気な雰囲気が素敵。

4景 橋下まこ(上原亜衣、ダンサー4名)
異国のお姫様風の上原亜衣さん、龍、虎、鷲、狐の仮面のマント姿のダンサー、五芒星や手印を結ぶ橋下まこさんは陰陽師的な存在でしょうか。動きのキレの良さ、立ち姿に同種とは思えない存在感。やはり感情の込め方が凄くて、その真摯な表情が胸に迫る。後半のポーズ、天井にも届きそうな足の高さに驚愕。

入場料が高いためか「ハーフタイムショー」があり、上原亜衣さん、橋下まこさん、仮面の男性によるちゃんとしたマジックショーが展開。

5景 水戸かな(上原亜衣、橋下まこ、小宮山せりな、原美織、樋口みつは、永澤ゆきの)
ピエロの衣装の水戸かなさん、音楽に合わせた「くるみ割り人形」のような衣装の4人がピエロに操られて目覚めていく。下手にはけた後、もうフィナーレ?と一瞬勘違いさせる宝塚っぽい豪華な羽根衣装に着替えた6人が登場。ピエロも同じ衣装に着替えるも、周りの雰囲気からちょっと浮いている悲しさ。バレエダンスも綺麗ですが、ややコミカルな雰囲気。今回はこういう役回りなのでしょうか。

6景 永澤ゆきの(小宮山せりな)
銃声、墜落音から昨年の新春公演「輪」と似た雰囲気。アンドロイドの苦悩再び。

7景 上原亜衣(水戸かな、樋口みつは、ダンサー4名)
津軽三味線、遊郭。やや踊りは辿々しさがありますが笑顔が素敵。ご本人の心情をそのまま現しているような音楽、歌詞を口ずさみながら。

フィナーレ
メンバー紹介は橋下まこさん、皆様メイン景の衣装、1景から順番に出演者と出演メンバーによる紹介が珍しい。橋下まこさんの紹介がとてもちゃんとしている。今回は大車輪の活躍の橋下まこさん、公演を盛り上げようという心意気に感動です。

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