以前から気になっていた浅草、言問通り沿いにある中華料理店「四川料理 巴蜀」でランチ、「上海蟹2杯コース」をいただきました。
「前菜7種」
トマトの甘酢漬け、乾燥そら豆ウイキョウ煮、自家製メンマの煮込み、ピーマン豆豉炒め、エノキの自家製バーベキューソース、椎茸の醤油煮込み、南瓜と青唐辛子の煮込み。
「棒棒鶏4種類食べ比べ」
左上-1930年(楽山大仏の近くの漢陽覇 ハンヤンバー発祥)、右上-1960年(合州で細切りゴマだれの棒棒鶏が流行)、左下-1980年(重慶のレストランがよだれ鶏と名付ける)、右下-1993年(成都の廖記棒棒鶏の味付け)。歴史の勉強にもなる料理、新しい時代のものの方が美味しい気がいたします。塩味の効いた右下のものが新鮮味。
「酔大闸蟹(上海蟹雌の紹興酒漬け)」
130g程度の雌、夢中でいただきます。
「米风塘明虾(海老の米炒め)」
「四川料理 巴蜀」のスペシャリテ。米、ニンニク、クミン、唐辛子、花椒、葱を瞬間揚げしたものの中に揚げた海老が1尾。殻ごと食べれて、起伏のあるスパイス感、サクサクのお米も摘みに最適。
「家常炒魚片(平目の発酵唐辛子炒め)」
こちらは食べ慣れたお味、安心いたします。
「蒸大闸蟹(蒸し上海蟹雄)」
200g程度の雄、夢中でいただきます。綺麗に食べるのに必死で味にそこまで集中できないのが難点。
「1920年の麻婆豆腐」
麻婆豆腐は2種類から選択。豚ミンチ、豆板醤を仕様した無化調の辛さ控えめの麻婆豆腐。
「鮑魚炒飯(鮑と唐墨の炒飯)」
ごく柔らかく調理された鮑が贅沢感、ここに来てこの量感も嬉しいです。
「干貝拝骨湯(地鶏と干貝の蒸しスープ)」
「包種茶(烏龍茶)」
甜品「中国紅茶のプリン、ナッツの飴掛け」
最後までボリュームたっぷり、そこまで感動するお味の料理はありませんでしたが、構成が面白く良心的な価格設定。上海蟹は、贅沢とは思いますが、香箱蟹ように食べ易く盛り付けられていると助かるかも。また別のコースもいただいてみたい。ごちそうさまでした。
コメント