
浅草ロック座で「百物語 第二期」を拝見しました。最初のアナウンスから雰囲気出してくる橋下まこさん、流石です。
1景「茨木童子」桜庭うれあ(橋下まこ、ダンサー4名)
第一期と違い、衣装も小綺麗で華麗な茨木童子。武器も金箍棒(きんこぼう)のようなものになっておりギャップが良い。
2景「パラノイア」原美織(沙羅、YUME、mico)
日常的だからこそ、一番怖い景。電気のお化けの機械的な動きはやはり不気味、途中からお化けを原美織さんが先導しているのが本当怖い。アイテムは点滅するライトが付いた帽子、ピンクのレースに黄色のリボンが付いたの下着様の衣装は可愛いが、原美織さんの表情は無でも笑っていても狂気。最後に点滅する帽子だけ残る演出は自意識の死を感じさせる。
3景「お菊人形」安藤もあ(桜庭うれあ)
1年半ぶりに拝見しましたが、スリムになっており、目の大きさが強調されているのが怖く、本景にぴったり、お菊ちゃんの髪飾りを奪い、髪も伸びる。瞬きを全くしない根性にも感銘、瞬きにより人形と人間の違いが分かりやすい。怖くて悲しい物語。
4景「六条御息所」YUME(沙羅、ダンサー4名)
原作の『源氏物語』、能楽の『葵上』『野宮』で受ける六条御息所の印象を全くひっくり返された今回最も表現に驚いた景。最初から多少の迷いはありつつも葵上の首を取りに行ってる印象、踊りや衣装も洋風な雰囲気が出ているのが良い。殺したとて離れていく光源氏を思い自分を慰めるも圧巻のラスト。YUMEさんのキレキレの動きと美しい体に心地良さ。自信に満ち、他人の目を気にせず堂々たる姿の六条御息所、鏡には美しい自分の姿が見えていそう。完全に一人でも生き抜いていける姿は感動がありました。
5景「金田一耕助の冒険」mico(橋下まこ、YUME、桜庭うれあ、安藤もあ)
初めて拝見するmicoさん。明るい雰囲気で、リラックスできる景。ノートとペンを手に客席に聞き込み調査を始める。最後の人形とのダンスも楽しい。
6景「隅田川」沙羅(原美織)
沙羅さんにどハマりの景、表現力が素晴らしく、涙の描写、川を泳ぐような姿は、完全に隅田川が見える。梅若丸に遭遇した後、子供が赤子にまで戻っていくという演出が素晴らしい。深い愛情を感じる授乳とストリップを融合させるのも凄い。能楽のように深い余韻を残す。
7景「高野聖」橋下まこ(原美織、mico、安藤もあ、ダンサー4名)
第一期同様、露出が多く官能的な橋下まこさんの景は初めて。盆上でバウンディングしたり毛を貪ったり、ここまでやるかと引くくらいの演出、第一期よりさらに露骨になっているのが凄くて、もはや全員が性欲に支配されており、誰が獣なのかも分からない混沌とした状況。そスタイルの良さも相俟って、それだけに理性を取り戻してからの人外感、全能感も凄い。ある意味、今までで一番圧倒された景かもしれません。素晴らしい。
フィナーレ「百物語」
メンバー紹介は原美織さん、暗い雰囲気で。とても見応えのある第二期でした。

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