七月大歌舞伎 昼の部『新歌舞伎十八番の内 高時』『西郷と豚姫』歌舞伎座 前半

市川海老蔵さんが7月15日夜の部から体調不良のため休演。観劇は復帰前の17日、海老蔵贔屓な訳ではありませんので、希少な舞台が見られて本当に幸運でございました。

昼の部 一本目の演目は新歌舞伎十八番の内『高時』です。

配役
北条高時:市川右團次
愛妾衣笠:中村児太郎
安達三郎:市川九團次

明治時代に流行したという「活歴劇(史実を重んじ風俗を再現しようとする演出様式)」の代表作だそうです。まず舞台は北条家門外、最初に登場する高時の愛犬「雲竜」が可愛い、その後出てくる小さい野良犬はもっと可愛い。おばあさんに噛み付いてしまったとはいえ醤油顔の男前、九團次さんに殺されてしまうのはちょっと可哀想。続いて場が変わり北上家御殿、女性を侍らせてはいますが、誰にも気を許さない暴君っぷりがよく出ていました。右團次さん、上手いです。顔も立派なので3階からでもよく見える!沢山出てくる天狗との絡みも楽しめました。下手に踊るのも難しいものですね。

昼の部 二本目の演目は『西郷と豚姫』です。

配役
お玉:中村獅童
大久保市助:河原崎権十郎
芸妓岸野:中村児太郎
舞妓雛勇:中村梅丸
中村半次郎:中村歌昇
西郷吉之助:中村錦之助

幕末の京都が舞台のわかりやすいお芝居。獅童さん演じるのは体格が立派で豚姫と呼ばれる仲居お玉、優しく真っ直ぐでチャーミングで皆から好かれていますが、実は乙女な性格。西郷どんの台詞はかなり聞き取りにくかったのですが、大らかな性格がよく出ていたのでそう気にはならない。舞妓雛勇の梅丸が可愛過ぎ!お玉と芸妓(特に児太郎君)とのちょっと間の抜けた(しかし確信的な)絡みも面白く獅童さんのコメディエンヌぶり全開、最後の別れは悲しいですが、笑いの多い楽しい舞台でした。

後半へ続く。

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