落語「柳家小三治独演会」板橋区立文化会館

大好きな落語家ですが音源で聴くばかり。ぴあで毎度チケットを申し込むも、毎度発売直後に売り切れで取れなかったのですが、今回の公演は何故かすんなりとれました。初生小三治!

前座:柳家三之助-のめる
柳家小三治-厩火事、千早ふる

寝不足の日でしたので、前座は寝かけました。しかし小三治師匠の出番になると眠気もどこへやら。客席を包み込むオーラは流石。もう80歳間近ですから、テンポも遅く、噛んでしまう場面も多々見られますが、全くだれさせず、むしろ良い趣となっています。抑揚の付け方も的確で聞かせますね〜。今更言うことではありませんが、やっぱり上手い!「厩火事」の亭主が(純粋な気持ちではないにしろ)お崎の体を心配するところはホロっときましたし、「千早ふる」の知ったかぶりの隠居ととんぼけた八五郎の掛け合いは本当面白い。乞食に落ちぶれた千早が竜田川に突き飛ばされる件とかダイナミックで最高でした!

二席目の枕、別冊太陽の話、密着ドキュメンタリーの話、「ブッパン」の話、山田洋次監督のオリンピック反対の話とか。枕が長かったせいか、予定時刻より30分遅れで終了。柳家一門の落語、すべらない話の見本のような話術は大好きです。終演後の「ブッパン」にはお弟子さんの柳家三三も駆けつけていたのが微笑ましい。これぞ名人芸、堪能させていただきました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました