新国立劇場 中劇場で東京03単独公演「ヤな覚悟」を拝見しました。2018年の「不自然体」以来の単独公演です!
「先輩の助言」
東京03らしい人間の嫌らしい部分がよくでたコント。部下を注意する上司、角田さんの言葉で既に今後の展開が予想されて楽しいが、予想を越えてくるのが角田さん。嫌いだから、全部嫌に見えるというのは最強か。角田さんが早急を「そうきゅう」と言ったのはミス?「くしくも」の連発も面白い。やっぱりライブは最高だ。
歌詞が最低なオープニング曲「覚悟に関する結論」
「いつも通り」
豊本さんが大活躍するコント、こういう偏執的なお役はぴったり、ワクワクが止まらなくて足に出ちゃうのね、もはや攻撃?それを何度も振る飯塚さんが楽しそう。今後の壮大な展開の除幕でもありました。
映像は、山の中で捻挫してしまい、遭難しかかってる角田さんから始まる一連の続き物。オークラさん臭が凄い。
「ある疑惑」
銀行からの融資も断られ倒産しかけの工場が舞台、確かに2回目のデスクをガシャーンは怪しかったが、1回目で鏡で自分の顔を確認していたのは気付かなかった。さらに深々とお辞儀の顔も鏡でチェックするナルシス角田さんに爆笑。退職金など出るわけもなく。。。
「顔合わせ」
このコントが一番面白くて泣いちゃいました。ベテラン俳優役の角田さんの「舐めと慣れ」「小僧」の繰り返しがねちっこくて爆笑。穏やかな人と思ったけど結局きれちゃう。若いながらも売れっ子で態度がでかいスター役の豊本は後に再び。
「許可」
オシャレな人と同じものを買ってしまう、あるあるネタですが、「うん」しか言わない豊本さん怖すぎ。
「最後の晩餐」
予約の取れないレストランにて、飲食は大好きなのではまった。あそこまで写真を撮らせようとするサービスが本当にいたらイラつくけど面白い。困るトヨミ、ダメなところに惚れ直すトヨミ、またしてもキレる角田さん、飯塚さんの毅然とした態度に爆笑。このカップルは、映像とは関係ない人でしたが、実は飯塚さんの方が関係あって爆笑。
「覚悟してください」
サスペンス調の伏線回収コント、オークラさんのしてやったりな顔が見えるよう。珍しく角田さんが優秀でそこまで嫌味じゃない社長のお役。最後はスポットライトの豊本さんで〆ました。
追加公演「立花バドミントンクラブ」ゲスト:塚地武雅
おぎやはぎ、ドランクドラゴン、アルファルファのユニット「東京ヌード」の作品から、 おぎやはぎが演じていた人物を角田さん、豊本さんに変更して。おぎやはぎの『JACKPOT』に収録されているようですが、塚地さん演じていたキャラは、うっすら見た記憶有り。特殊詐欺の集会Vs.立花バドミントンクラブ、塚地さんは初めて生で見たけど面白い!塚地さん完全オリジナルな世界観、もはや芸人というか役者に近いのか、真面目さをきっちり感じられて面白いって凄いわ。ガットで殴るのはやめましょう。
第5回の単独ライブ『傘買って雨上がる』から全て拝見していますが、屈指の内容だったのでは。素晴らしい。来年も開催され、参加できたらとても嬉しいです。
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