「令和7年6月中席 夜の部 特別企画公演『和泉の新作十日間』主任:弁財亭和泉」鈴本演芸場

浅草演芸ホール、昼の部終了後、鈴本演芸場で「令和7年6月中席 夜の部」を拝見しました。田原町から銀座線に乗り、間違えて上野で降りてしまいましたが、何とか間に合いました。

前座「子ほめ」入船亭辰むめ 
「エステサロン」鈴々舎美馬
落語家になる前に職業を生かした新作落語、サイコな新人の名前は早乙女愛(ラブ)でロック座の踊り子と同じ名前、この前聞いた「ナースコール」に出ていたのもこの人のよう。実は思いやりのある人で、下げは「サイコウじゃない」
「マジック」小梅
少人数での客参加のマジックはプレッシャー有り。色のカードが帯紐の飾りと全く同じ並び方になるマジックなど。
お天気ランド」古今亭志ん五
天気のテーマパーク、赤坂駅前にある「お天気ランド」を訪れたカップルの話。テレビを見ないので元ネタがわかりませんでしたが、木原さん、そらジロー(空 次郎)、くもジロー、ぽつリンなどが登場。こき使われる空次郎さん、TBSでなく日テレのキャラなのが笑える。ライブイベントでは成長したヤン坊マー坊も登場、懐かしい。最後は蕎麦屋で食事、お天気にちなんだ独特のメニュー名が多数、「今年も多分空っ梅雨だもん」
「好きと恐い」三遊亭歌奴
「アコーディオン漫謡」遠峰あこ
崎陽軒の「シウマイ旅情」「ボクかっぱ巻き」「私の京浜東北線」「東京節」
「ごくごく」林家彦いち
以前にも聞いた小学校の銅像にもなっている呑次郎さんの話。「お〜いお茶」、ネスカフェの「ダバダ〜」「違いのわかる男」の原案は呑次郎さんだったとは。下げは「あの子の才能だわ」
「だくだく」桃月庵白酒
「ごくごく」からの「だくだく」、CDではよく拝聴していますが、生で聞くのは初めて。安定の面白さ。

「漫才」ニックス
「寝かしつけ」林家きく麿
小林旭の「泣いて昔が返るなら」からお馴染みの新作落語、何回聞いても最後の畳みかけは爆笑。
「浮世節」立花家橘之助
「ラジオデイズ:古今亭駒治作」弁財亭和泉
子供の時からラジオ好きだったという和泉さん、「槇原敬之のオールナイトニッポン」のワンコーナーで「どんなときも。」をソロバンで演奏した実話に涙腺がゆるむ。落語はチャコ&カフカのチャコの深夜ラジオ「チャコのオールナイトトーキョー(多分FM)」に纏わる話。チャコは「ふたりの愛ランド」しか自分で作曲したヒット曲がないらしい。「101回目の結婚式」「HEY YES」など小ネタも楽しい。そのラジオのハガキ職人四天王、世界の山ちゃん、パジャマボーイ、小野妹子、ファンシーストロベリーは主人公小林君の周りの人。町内で唯一、二重瞼の山田さんは大金持ちで山に巨大なラジオアンテナを立てるほど。最後に皆んなで聞くチャコの曲「ラジオデイズ」はじわっと感動がありました。ラジオ好きに本当にグッと来る新作落語、素晴らしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました