落語「志の輔らくご in PARCO2022」パルコ劇場

落語「志の輔らくご in PARCO2022」パルコ劇場
渋谷のパルコ劇場で「志の輔らくご in PARCO2022」を拝見しました。昨年1月に開催予定でチケットも取っていたのですが、志の輔師匠の体調不良で流れてしまいました。感染者激増のため今回も危ぶまれましたが開催されて、とても嬉しい!

「はんどたおる」立川志の輔
最初はリモート落語に挑戦しようとしている映像から、実物の志の輔師匠登場。このまま映像で終わったらどうしようと少し不安にさせる演出が憎いです。いつもCDで聞いている新作落語、CDでは新聞屋のところがピザ屋に変更されています。こういう状況ありそう。下げは「このミックスピザをシーフードミックスと思って下さい」

「ガラガラ」立川志の輔
映像の小噺(人参、診察室)を挟んで、またまた新作落語へ。そういえば子供の頃は車のナンバープレートにしめ縄付けてたな。爆笑。商店街のガラガラ(正式名称「新井式廻轉抽籤器」、関東では「ガラポン」)抽選会でのトラブルを描きます。1個しか入っていないはずの1等の世界1周旅行ペアなのですが、2人目の当選が出てしまい・・・。最後の覚醒してからの会長が爆笑、「いっとーを出せるもんなら出してみろ♪」の団結力と執念が凄い。「1周がなんだこっちは7週で苦しんでるんだ」

「大河への道」立川志の輔
舞台装置が変わり衣装も羽織袴。前に見台。伊能忠敬について日本地図を作ったくらいしか知らなかったので、勉強になります。仁徳があり、しかも天才。途中からちょっと変な展開になりますが、演目名の理由がわかります。11代将軍徳川家斉と高橋景保のやり取りは緊張感ありましたが、スマホが鳴り出したのは残念過ぎる。下げは「ドラマにおさまるような小さい人物ではなかった」「グッジョブ!」、暗転しパラグライダーから矢野健夫さんが空撮した海岸線、日本地図の映像で完。最後は松永鉄九郎社中による長唄と三本締め。ちょっと長かったですが、面白かった!

映画は興味は湧きませんが、千葉県香取市の「伊能忠敬記念館」はいつか行ってみたい。多くの落語家が言っているように偉大な人物は落語に向かないんですね。今後は志の輔師匠の新作落語が聞いてみたいものです。

コメント

  1. […] 観賞 一.歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」新橋演舞場 二.落語「新春国立名人会 千穐楽」国立演芸場 三.歌舞伎「壽 初春大歌舞伎 第三部『岩戸の景清』『義経千本桜 川連法眼館の場』」歌舞伎座 四.歌舞伎「令和4年初春歌舞伎公演『通し狂言 南総里見八犬伝』」国立劇場 五.歌舞伎「壽 初春大歌舞伎 第二部『春の寿』『艪清の夢』」歌舞伎座 六.歌舞伎「壽 初春大歌舞伎 第一部『一條大蔵譚』『祝春元禄花見踊』」歌舞伎座 六.落語「志の輔らくご in PARCO2022」パルコ劇場 […]

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