錦秋十月大歌舞伎 第三部『義経千本桜 吉野山・川連法眼館 Aプロ』歌舞伎座

歌舞伎座で錦秋十月大歌舞伎 第三部『義経千本桜 吉野山・川連法眼館 Aプロ』を拝見しました。

義経千本桜 吉野山・川連法眼館
佐藤忠信/忠信実は源九郎狐:市川團子(澤瀉屋)
静御前:坂東新悟(大和屋)
逸見藤太:市川猿弥(澤瀉屋)
亀井六郎:市川青虎(澤瀉屋)
駿河次郎:市川右近(音羽屋)
川連法眼:市川寿猿(澤瀉屋)
飛鳥:中村東蔵(加賀屋)
源九郎判官義経:中村梅玉(高砂屋)

まずは舞踊劇『吉野山』、右近さんが清元栄寿太夫として清元で参加と大活躍。團子君は顔と体格が狐っぽいのでハマり役。新悟さんの静もお美しい。猿弥さんの逸見藤太の可愛らしさととぼけっぷりに気持ちがほどけます。

続いて『川連法眼館』、東蔵さんの体調が心配になる序盤でしたが、やはりキレよく動ける役者の源九郎狐は良い。團子さんの狐忠信は良いだろうと思っていましたが、想像を越えてきた。狐言葉は少し聞き取りにくさがあったものの愛嬌で十分カバー。義経、静、客席の心もがっちり掴んでいるよう。高速回転、海老反り、早変わり、宙乗りなど澤瀉屋らしくケレン味たっぷりで楽しめる。今後も楽しみです。






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