「俺のフレンチ」の料理長（看板シェフ？）として有名なフランス人シェフ「二コラ・シュヴロリエ」のフランス料理店が新富町にオープンしたので、早速ランチをいただきました。
「スモークヨーグルトのエクレア」
中に生ハム、柿。
「蕪のブランマンジェ」
烏賊、白ワインのジュレ、オリーブオイル。
「秋刀魚のグリル、茄子のピュレ、舞茸のフリット」
好物の秋刀魚、茄子との相性もまずまず。肝の変わりかな。フリットの仕上がりがいまひとつ。
「ニコラの森、フォアグラムース入りペリゴールサラダ」
「フォアグラの魔術師」の異名を持つニコラシェフ、その何恥じずファアグラ料理はハイレベル。フォアグラはあまり好きな素材ではないですが、ムースも癖なく濃厚、フォアグラの脂でコンフィした砂肝も美味。
「フォアグラ揚げ出し豆腐」
今日一番の一皿はこちらのスペシャリテ。和食だとあん肝でしょうか。こちらも癖はなく仕上げ、揚げ出し豆腐と相性の良い円やかなコクを感じます。フォアグラが苦手な方でも食べられると仰るのも納得。
「ブラッドオレンジ、柚子のグラニテ」
「蝦夷鹿のロースト、ジュニパーベリー、紫キャベツ」
北欧のシェフと考えたというメイン。じゃが芋もスウェーデンで開発された「マチルダ」を使用。
部位は内腿、こちらもジビエとしては非常にあっさり、ソースも軽やか。
ジビエ好きとしては物足りないですが、このお店のメインとしては有りです。
「キノコ、レモン、パセリのパスタ」
アンチョビ、上からパルミジャーノ・レッジャーノ。量は3種類から選べますが最大量で。即席麺のようなパスタでした。。。フレンチのシェフなのでパスタはこれからなのかも。
「チョコレートムース、マロングラッセ」
めちゃ甘い。コースの後には甘過ぎ。
「カヌレ」
お土産はシェフがボルドー出身ということでカヌレ。しっとり柔らかで美味しくいただきました。
料理の仕上がりは、けっこうばらつきがあるものの、オープンしたばかり、最大カウンター10席のみにして、リーズナブルな価格設定なので文句は何もありません。ご夫婦2人で切り盛りされているのですが、感じがとても良い。特に「NC」ロゴのオリジナル生地のお着物でサービスされる奥様のホスピタリティが素晴らしい、レストランでのサービスは初めてというから驚きました。才能ですね。大柄なニコラシェフも誠実そうな方ですし、地元の方に愛される素敵なフランス料理店になりそう。ごちそうさまでした。
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