銀座のたまにお伺いするレストランの女将のお勧めでお伺いした市ヶ谷のフレンチ「ウラノ」。市ヶ谷駅、乗り換えでは利用するのですが、初めて降りました。
「タコのベニエ」
ごく柔らかに仕上げたタコとイカ墨の衣のさっくり感の調和に、ほのかなコリアンダーの香りも素敵。この後の料理に期待できる一皿。
「蒸し鮑、冬瓜のすり流し」
こちらも柔らか。鮑自体の香りは弱いですが、ホタテと鮑の肝のチップが補完。夏が旬の冬瓜も美味しいです。
「ホロホロ鶏のファルシ」
ホロホロ鶏のモモ肉にキノコのデュクセルと枝豆、サラダはポルチーニ入り。
「甘鯛と夏野菜のスープ仕立て」
甘鯛に海苔を巻いて焼いたもの。オクラ、山芋、ミョウガと夏野菜もたっぷり入っています。滋味を感じるスープは夏らしいすっきりとした仕上げで美味。
「オマール海老のクロケット」
アルベールソースで。オマール海老の味が濃くて美味。サックリした衣とプリプリの海老の間違いないコントラスト。美味しいパンに挟んで食べたい!
「シストロン産仔羊 ヒレ、ロース、バラ肉のロースト」
ソースはタイムで香り付けしたフォン・ド・ヴォー。羊らしい香りと旨味はありながらも、清涼感のある仕上げでソースも軽め。一口サイズのヒレ肉が旨い。
「パフェ」
杏仁アイス、ルバーブ、マスカット、ブルーベリー、ビスキュイ、プリン、ブランマンジェなどが入った玩具箱のような楽しいパフェ。プリンは好物なので見つけた時は嬉しさいっぱい。
「バスクチーズケーキ、アーモンドチョコ、抹茶マカロン」
「コーヒー」
コーヒーも美味しくいただきました。食後に少しお話させていただいた浦野シェフは冷静ながらも情熱を内に秘めた、少し変わった空気感をお持ち。味わい、量感共に軽めに仕上げられた印象を受けましたが、しっかりと個性を感じる料理で、食後感は非常に良いです。奥様のサービスも心地よく、非日常ではなく、日常としっかりと繋がった団欒、充足感を得られるレストランという印象。また季節を変えてお伺いしてみたいです。ごちそうさまでした。
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