オーストリア料理の名店「銀座ハプスブルク・ファイルヒェン」でランチ。オリンピックと同様、おおよそ4年ごとにお伺いしており本日3回目。
キッチンからのご挨拶「エゾイワナ、カルトッフェルプッファー、グルケンカルトシャーレ」
インカのめざめとジロール茸のパンケーキ、上にパプリカのムースと低温調理したエゾイワナ、オーストリア伝統のキュウリの冷製スープ。エゾイワナが美味しくてびっくり。
「カイザーゼンメル、黒パン、発酵バターのホイップクリーム」
お土産のクッキーが人気のレストランですが、パンもとても美味しくて食べ過ぎ注意です。黒パンは初めて食べたかもしれませんがナッツが入っており美味。薄味のバタークリームも好み。
「ラクスタッシェルン、サーモンとトマトのクリアなジュレ」
スコットランドのサーモン、下にフレッシュなカッテージチーズ、アクセントにマスタード。サーモンだけで食べるとちょっと生臭さを感じるのですが、トマトのジュレ、チーズと一緒に食べると臭みが消えて美味しい。西洋料理の醍醐味ですね。
「リンドスッペ、ウィーン伝統のコンソメスープ」
ケーゼショーベルを浮かべて、牛脂の香りを生かした味の濃いスープが美味。チーズ味のパンも不思議と魚の練り物みたいな雰囲気がして面白い。
「カルプスレバーボイシェル、バターライス添え」
仔牛のレバーの煮込み、マジョラム、コニャックの香り。レバーはあまり好きではないんどえすが、新鮮なレバーが手に入った時だけのメニューということで追加。やはりレバー自体はそこまで好みではなかったが、香りの良いソースが素敵。
「マリレンソルベ」
オーストリアで頻繁に食べられているという杏のソルベ。酸味が心地良し。
「ウィナーシュニッツェル」
今日のお目当て。細かいパン粉(ゼンメル粉)を使用した仔牛ロース肉のカツレツ、全く映えないですが、見た目から厚い肉なのかと思いきや、エアーでした。。。レモンをたっぷり絞って。肉は薄いですが旨味もしっかりあって美味。日本のカツとは全く違う軽やかな衣も美味しいです。
「ウィーナーサラート」
ウィナーシュニッツェルに定番の付け合わせ。後ろにインカのめざめのポテトサラダ、キュウリとディルを和えたもの。
「キルシュモーンシュトゥルーデル」
桜桃と芥子の実のパイ、お好みでカスタードとバニラのソースをかけて。やはりデザート系は秀逸。他では見ない料理が新鮮で、薄いパイ生地が素敵。
「南瓜の種のオイルのムース、レモンケーキ」
南瓜の種を使った料理も特徴的なオーストリア。ムース旨い。
「フィアカー」
コーヒー文化が凄いのもオーストリア。珍しいさくらんぼリキュールと生クリーム入りのコーヒーを選択。馬車の御者が体を温めるために飲んだとか。コーヒーと混ざるとアルコールを感じなくなるのか、ちょっと危険を感じる飲み物ですが、こちらも気に入りました。
パン、ケーキ、コーヒーが印象深いレストランですが、定番のコンソメ、初めていただいたカツレツも他ではいただけないお味が素敵、メインは牛か豚だけかと思っていたら鴨や羊を使うこともあるそうで、それはいただいてみたい。またドレスコードが無いくせにサービスが素晴らしく、今日は運が良いことにピアノの生演奏も楽しめて料理以外の満足度が非常に高い。午後はカフェ利用もできるので、多分行っちゃう。レストランは2年後くらいにお伺いできれば。ごちそうさまでした。
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