東京都美術館で『イサム・ノグチ 発見の道』展を拝見した後、徒歩で入谷へ移動し、有名鰻店「入谷鬼子母神門前のだや」に11時の開店と同時に到着。流石に行列ができているここともなくスムーズに入店できました。こちらは「野田屋東庖会(野田屋調理師紹介所)」という調理師会の元締め直営の鰻店、「野田屋東庖会」自体は創業明治元年だそうです。
「鰻蒲焼の天ぷら」
鰻の天ぷらは初めていただくかもしれませんが、こちらは蒲焼を天ぷらにしたもの。茗荷、茄子、舞茸天付き。う〜ん、期待してはいなかったのですが、想像通り、あまり美味しくはない。。。揚げ方の問題かもしれませんが、脂っこいですし、天ぷらにする意味がわかりません。ちなみにランチではお得な鰻天丼を提供されています。
「きょうすい鰻重(大)」
半年ほど前に麹町の「うなぎ秋本」でもいただいた「共水うなぎ」、静岡県焼津市で大井川の伏流水を使用し、通常の鰻よりも長い時間(平均18ヶ月)をかけて、大切に育てられた養殖鰻。注文後、地焼きも頼めることに気づいたのですが、まずは蒸し焼きでいいかな。ちゃんと時間がかかるのが嬉しい45分ほどで到着。これくらいボリュームがあると嬉しいです。肝吸いはじゅんさい、椎茸が入った変り種、お漬物も美味しい。
綺麗な焼き色は「万遍返し」と呼ばれる満遍なく焼く技法によるものだそう。肉厚ですが、ふわふわとろとろで、香りは上品、鰻の味わいもしっかりで美味しい!
骨は少し気になりますが、ストレスにはならないほど。タレも良い意味で主張がなくて好み、ご飯は山形産のつや姫で硬さも丁度良し。45分待って10分で完食してしまいましたが大満足。
店前には今日の焼き手の木札が設置されています。今日は店主の江部恵一さんが焼き手、これを見て入店される方もいるのかもしれませんね。店内に貼られた芸能人のサインやテレビで流される映像などややアピールが強過ぎるのは、あまり好きではありませんが、とても美味しい鰻でした。蒲焼の天ぷらは二度と注文しないと思いますが、また地焼きの鰻もいただいてみたい。ごちそうさまでした。
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