市川猿之助奮闘歌舞伎公演 昼の部『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』明治座

市川猿之助奮闘歌舞伎公演 昼の部『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』明治座
明治座で歌舞伎スペクタクル『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』を拝見しました。

配役
平知盛:市川猿之助(澤瀉屋)
白拍子若狭/紫蘭:中村壱太郎(成駒屋)
衛紹王:中村米吉(播磨屋)
楊乾竜:中村隼人(萬屋)
蓮花:市川男寅(滝野屋)
佐伯義澄:中村福之助(成駒屋)
伊藤利正:中村歌之助(成駒屋)
難波盛広:市川青虎(澤瀉屋)
宰相武完:下村青
監物為春:嘉島典俊
師の尼:市川笑三郎(澤瀉屋)
白拍子陽炎:市川笑也(澤瀉屋)
入江相政:市川猿弥(澤瀉屋)
景山高次:石橋正次
平通盛:中村鴈治郎(成駒屋)

平家物語冒頭「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり‥」の重軽い歌から。最初は厳島神社での歌と踊り、せりから知盛と若狭が登場、宝塚のように歌い出すのはちょっと失笑でしたが、そもそも44年前、猿翁さんが宝塚歌劇団専属の劇作家、植田紳爾さんに依頼したのがこの作品だとか。宝塚歌舞伎・・・観劇後に知りました。。。碇知盛や義経千本桜、俊寛のような趣向を取り入れつつ、スピーディーに、笑いは一切なく、予定調和に話は展開。それでも白拍子陽炎役の笑也さんの犠牲は悲しいし、通盛役の鴈治郎さんが、ずるい格好良さだし、「上の巻」の最後の猿弥さんのレビューは楽しい。若狭役の壱太郎君の舞はもうちょっと長く見たかったな〜。「下の巻」はその1年後から。金の国に渡った知盛一行、悪役、宰相武完役の下村青さんは元劇団四季の方か、歌う場面も多く、一番小慣れた感がありました。歌で蛇遣いと言っていたのですが、蛇を使う場面は無く。比喩?そしてラスボスっぽいのに弱過ぎてびっくり。「やすらい花」は疫病退散を祈る京都の祭りが元なのか。そして知盛の最後も意外と呆気なく、米吉君の見せ場も特になく、最後の宙乗りも特に意味がなく思えました。そもそも荒唐無稽な歌舞伎に、歌舞伎以外の現実的なものを変に混ぜると、不自然さが妙に際立つ印象がした本日の舞台、そして猿之助さんの演技ではどう頑張っても泣くことはできない気がいたしました。。。

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