社会教育会館で「第47回権太楼ざんまい」を拝見しました。
前座「牛ほめ」桂枝平
前座らしからぬ場慣れ感、今後が楽しみです。
「死神」柳家権太楼
信頼関係、師匠のお小遣いは寄席の割りだけというマクラ、奥様のギャラ交渉、金杯の壁に爆笑。権太楼師匠らしい突然落語へ。三遊亭圓生の目をした死神は想像しやすい。軽い笑いを交えながら、緊迫感も保ちつつ。策略にはまった消えた死神は、呪文を教えた本人で、消える時はぺぺ桜井の目に。呪文などにも寄席芸人愛を感じます。男が失敗するという全く笑えない純粋な下げ「消えたな‥‥」、緞帳が降りた後も鳴り続ける三味線に軽い寒気を感じます。
「粗忽長屋」柳家福多楼
お馴染みのアイドルのマクラ、帽子を被らずに会いに行った話はぐだぐだに。さん光時代から4年ぶりに聞く、福多楼さんの粗忽長屋。師匠に失敗作と言われていましたが、確かに4年前のがより面白かったかも。
「抜け雀」柳家権太楼
福多楼さんの粗忽長屋を受けて「粗忽長屋」と「長短」は難しいという話。「長短」ばっかりの落語会はつまらなそう。。。純朴な小田原宿相模屋の主人の描写が可愛いらしい。師匠がトリの5月上席の練習だとか。9日目の『くしゃみ講釈』を聴きに行く予定だったので、非常に楽しみです。
コメント