鈴本演芸場で「7月上席 夜の部」を途中から拝見しました。
「初天神」柳家さん花
お父さんが、積極的に子供に飴や団子を買ってあげる設定、しかもお金は子供からもらっている。。。下げは「お父さん、連れてくるんじゃなかった」
「寝かしつけ」林家きく麿
以前も拝見した新作ですが、やっぱり面白い、最後の桃太郎の替え歌の盛り上がりが素晴らしい。下げは「俺も帰って、ふて寝しちゃう」
「漫才」ニックス
色んなバージョンの「そうでしたか(いつもの気のない姉バージョン含め)」を聞けて嬉しい。
「かぼちゃ屋」柳亭市馬
初めて聞いた落語、唐茄子政談と違うのね。下げは「掛け値しなきゃ、女房子がやしなえない」
「長短」古今亭菊之丞
気の長い長さんが関西人のパターンは初めて拝見。面白い。
「動物ものまね」江戸家猫八
犬、羊とヤギ、初春の鶯、オオサンショウウオ、オランウータン。この方の芸が一番安定しているのでは。好き。
「鮑のし」隅田川馬石
馬石師匠の醸すほんわか可愛い空気感は唯一無二で眠気も覚めます。トリか怪談なので爆笑落語で。魚屋の鯛の真似が可愛過ぎるし、甚兵衛の惚けっぷりも最高。下げは「じゃあ、お返しの一円下さい」
「紙切り」林家二楽
踊る芸者さん、鬼灯市、牡丹灯籠。
『19時40分の残酷』オモ(重)クラ(暗)い喬太郎「怪談牡丹燈籠 栗橋宿(三遊亭圓朝作)」柳家喬太郎
何故かお得意の鉄道の話、気取った東横線のディスりから。終点の1つ前の駅にあるまじき代官山のいけすかないキャラに唸ります。東武鉄道の南栗橋駅でやっと落語に繋がります。初めて聞いた部分ですが、本当重くて暗いですが、馬方の久蔵のキャラに少しだけ救われます。マクラ含め50分の熱演でしたが、怪談の面白さはやはりわからない。
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