古今亭文菊独演会「一目上がり/棒鱈/唐茄子屋政談」日本橋社会教育会館ホール

浅草ロック座の後、日本橋社会教育会館ホールで「古今亭文菊独演会」を拝見しました。

開口一番「まんじゅうこわい」柳亭市遼
「一目上がり」古今亭文菊
最近復帰された柳家権太楼師匠の話、一部の落語家しか到達することができない境地に達したそう。短い前座話ではありますが、しっかり面白い。
「棒鱈」古今亭文菊
続けて、久しぶりの文菊さんの棒鱈、良いお声で「百舌鳥のくちばし」「十二ヶ月」に加え「利休」もご披露いただきました。芸者にもバカにされる田舎侍が少し可愛そうに思えますが滑稽です。

「唐茄子屋政談」古今亭文菊
先週出演した横浜にぎわい座で「青菜」をネタ出ししていたのに「唐茄子屋政談」をしてしまったおとぼけマクラから。頼りない若旦那、田原町で倒れた若旦那を手伝う職人風の男と演じ分けが素晴らしい。半公が言った「ガチャガチャじゃねぇ」が理解できませんでしたが「クツワムシ」のことか。吉原の灯を見ながら売り声を売上を練習する若旦那も少し切なく面白い。持って帰らなかった若旦那を怒らない優しい叔父。最後はめでたい気持ちの良い演目です。

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