ラフォーレ原宿6階「BE AT STUDIO HARAJUKU」にて「みんなの落語 第4弾 滑稽 ゲスト:春風亭一之輔」を拝見しました。ラフォーレ原宿の物理的にも心理的にもキラキラギラギラした雰囲気と、落語会の際立つ淀んだ雰囲気の対比が衝撃です。
前座「出来心」春風亭まんと
初めて拝見、三遊亭萬窓師匠のお弟子さん。ほんわかしたムードもよく、かなり上手くやっていると思ったのですが、客席の反応は鈍いな。
「頭山」柳家小はだ
続いても初めて拝見、柳家はん治師匠のお弟子さん、テーマは滑稽話ですが、面白くない話をしますみたいなマクラは、今日の客層に対しては余計だったか。体も大きく、派手な落語がぴったり、頭に桜が生えたり、池を有する男を想像すると面白いですが、ちゃんと想像力を掻き立てる落語でした。良い。
「初天神」春風亭一之輔
ネタ出し、落語家から誰の滑稽話が一番面白いかというアンケートを取ったところ、一之輔さんの初天神だったそう。今日の落語会は参加するつもりはなかったのですが、たまたま今朝「プロフェッショナル 仕事の流儀 噺家・春風亭一之輔の仕事」を見て、初天神を聞きたくなりました。長いバージョンは初めて見ましたが、子供の小憎たらしさが増しているような。河童についてやり返す描写が面白い。昔の縁日は柿飴、みかん、りんご、バナナとか売ってたのかな。下げは「こんな事なら、お父さん連れて来るんじゃなかった」
「三味線漫談」林家あずみさん
「春はうれしや」「裏の背戸や」「かんちろりん」「おてもやん」、毒舌が可愛らしい。
「天狗裁き」春風亭一之輔
初めて聞いた一之輔さんの落語が天狗裁きだったか。基本的には同じですが、変化もあり、八五郎の「婿養子だから」という悲しい呟きに爆笑。得体の知れないものに息吹を与える大家も楽しいです。うまく裁けない奉行が大岡越前というのは違和感ありますが、吉宗に聞いてこいと言われていたのなら仕様がないのかな。笑える滑稽落語2本、お疲れ様でした。
コメント