寄席「五代目江戸家猫八襲名披露興行」池袋演芸場

寄席「五代目江戸家猫八襲名披露興行」池袋演芸場
池袋演芸場で2回目の「五代目江戸家猫八襲名披露興行」を拝見しました。

前座「出来心」入船亭扇ぱい
「馬大家」春風亭一花
夫の金原亭馬久さんと一緒に猫八さんに動物園に連れて行ってもらったほのぼのマクラから。縁起担ぎのめでたい話。下げは「私もあんなに馬があった人は初めてだ」
「道具屋」古今亭文菊
おぉ〜!道具屋っ!前座話かと思うのですが、最近あまりやる人いない。桂枝雀さんのCDでしか聴いたことがないので嬉しい!与太郎のわさびおろしに米を塗った道具で鼠を退治する方法が最高。文菊さんの鼠が可愛過ぎる。道具屋を出すのは蔵前、木刀を頑張って2人で抜こうとする件も楽しい。下げは「お雛様の首が抜けます」

「紙切り」林家八楽
文金高島田の花嫁(鶯付き)、相合傘(男性が猫八)、大谷翔平。
「ドライブスルー」春風亭天どん
後ろ幕と完全同化する萌黄色の着物に爆笑。いつものぼやきから新作落語。自宅がマクドナルドのドライブスルーと間違われてしまう男の話。下げは「あなたの看板は枝に隠れて、今、家に並んでますから」
「悋気の火の玉」古今亭菊之丞
何故か眠気が最高潮に。
「奇術」アサダ二世
「水屋の富」三遊亭金馬
これも生で聴くのは初めての演目。当たるのは湯島天神の富くじ。下げは「これで今夜からゆっくり寝られる」
「紋三郎稲荷」林家正蔵
牧野家の城下町、常陸国笠間の笠間稲荷神社付近から駕籠に乗った侍が狐に間違われる、上方落語の「稲荷俥」に似た話。下げは「へぇ~、人間は化かすのがうめえや」

「襲名披露口上」
仲入りの時に八楽さんが頑張って猫八さんの手拭いを売り捌いているのが素敵。紺とグレーの2色があり、猫なのに鼠色の方が売れていないとか。司会は菊之丞さん、たい平師匠、橘之助師匠、扇遊師匠、正蔵師匠、市馬師匠の順番、皆から愛されている猫八さん、「江戸家鳴く 鶯めでたく 舞い上がり」

「漫才」ロケット団
「禁酒番屋」林家たい平
2回目のチャレンジが、油徳利ではなくランドセル、ぼそっと呟いていた「伊達直人」は、タイガーマスクを名乗りランドセルを教育機関に贈っていた人物だそう。ランドセルの中の徳利の中身は飲んで思える漢字ドリル。ご自身でもおっしゃっていましたが、ちょっと無理があるかもですが、毎回変えているなら納得もできる。下げは「一泡吹かせてやった」

「人形買い」入船亭扇遊
「浮世節」立花家橘之助
たい平さんの息子、林家さく平さんの太鼓で色んな師匠の出囃子。八代目桂文楽師匠の「野崎」、古今亭志ん朝師匠の「老松」、裏で鳴っていた太鼓に下手くそと言ったら志ん朝師匠が叩いていた話も面白い、五代目柳家小さん師匠の「序の舞」。最後は格好良い「両国風景」で。

「雑俳」柳亭市馬
柳昇師匠の雑俳からかなりアレンジされていて面白い。「初雪や タコの足跡 藤のあと」が良いね。
「動物ものまね」江戸家猫八
今日はいつも通りの立ちで、初春の鶯、犬、チャボ、ゴリラ(顔真似含む)、カバ、フクロテナガザル、ヌー(ロケット団を振りにしたバーが面白い)、最後は初春の鶯で締め。猫八さん、やっぱり良いね。国立演芸場は行けなさそうですが、今後とも応援させていただきます!

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