
歌舞伎座で「錦秋十月大歌舞伎 第二部」を拝見しました。
『近江源氏先陣館 盛綱陣屋』
佐々木盛綱:片岡仁左衛門(松嶋屋)
篝火:片岡孝太郎(松嶋屋)
和田兵衛秀盛:片岡愛之助(松嶋屋)
信楽太郎:坂東巳之助(大和屋)
伊吹藤太:中村種之助(播磨屋)
高綱一子小四郎:中村梅枝(萬屋)
盛綱一子小三郎:中村秀乃介(播磨屋)
古郡新左衛門:嵐橘三郎(伊丹屋)
竹下孫八:中村萬太郎(萬屋)
早瀬::中村時蔵(萬屋)
微妙:中村萬壽(萬屋)
北條時政:中村歌六(播磨屋)
何回か拝見している演目ですが、今日初めて胸が詰まるものがありました。和田兵衛の愛之助さん、珍しい赤面役ですが、大胆さと太々しさが良く、種之助さんの伊吹藤太のおとぼけ振りに和む。首実験の短い時間で全てを悟り、語りかける仁左衛門さんの演技もステキですが、小四郎の健気な賢しさに泣く。死にたくないと時間を繋ぎ、首実験のタイミングで、親を助けるために腹を切る胆力。こういう時代の親の高綱の心情を想像することはできませんが、凄過ぎる。梅枝君の演技も本当に素晴らしかった。
『山帰強桔梗(やまがえりまけぬききょう)』
山帰り大吉:坂東巳之助(大和屋)
15分の短い舞踊ですが、清元の詞章がほぼ聞き取れず。とてもぼんやりと、夢のような時間でした。

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