壽祝桜四月大歌舞伎 昼の部『義経千本桜 鳥居前』『大杯觴酒戦強者』『お祭り』明治座

壽祝桜四月大歌舞伎 昼の部『義経千本桜 鳥居前』『大杯觴酒戦強者』『お祭り』明治座
明治座で「壽祝桜四月大歌舞伎 昼の部」を拝見しました。数年ぶり2回目、初の3階席でしたが、歌舞伎座より狭いのに衝撃。1本目は『義経千本桜 鳥居前』から。

配役
佐藤忠信実は源九郎狐:片岡愛之助(松嶋屋)
武蔵坊弁慶:中村歌昇(播磨屋)
静御前:片岡千之助(松嶋屋)
亀井六郎:市川男寅(滝野屋)
逸見藤太:中村種之助(播磨屋)
源義経:上村吉弥(美吉屋)

お馴染みの演目ですが楽しめました。愛之助さんの狐忠信が意外にニンが合っておりびっくり。足の踏み込みが弱いのは明治座の舞台のせいなのか。千之助君はお顔が小さいためか、頭が重そう。まだ女性っぽくみえないな。。。吉弥さんの義経、歌昇君の弁慶も良かったですが、一番良かったのは種之助君の逸見藤太、なんだか道化役が様になってきたな〜。

2本目は『大杯觴酒戦強者(おおさかづきしゅせんのつわもの)』、20数年振りの上演のようです。

配役
足軽原才助実は馬場三郎兵衛:中村芝翫(成駒屋)
内藤紀伊守:松本幸四郎(高麗屋)
小姓木村采女:中村莟玉(高砂屋)
同 松浦主水:中村歌之助(成駒屋)
平岡治右衛門:中村松江(加賀屋)
井伊直孝:中村梅玉(高砂屋)

「内藤家足軽部屋の場」、酒飲みはそれだけで共感が持てる。「同書院酒宴の場」は歌之助君の座った状態でのお辞儀の背中の低さ、美しさが秀逸。才助は五合盃×2、7.5合盃×1、1升盃×2を高速で完飲。普通ならぶっ倒れてると思うのですが凄っ。途中やや眠気に襲われましたが、最後もハッピーエンドのおめでたい演目でした。

3本目は定番の清元連中による舞踏劇『お祭り』です。

配役
鳶頭梅吉:中村梅玉(高砂屋)
町娘お玉:中村莟玉(高砂屋)
若い者公造市川男寅(滝野屋)

特に面白い演目とは思えないのですが、「待ってました」の掛け声は気分が良く、梅玉さんの合気道的な動きは見ていて愉快です。客入りは少し寂しいですが、明治座創業150年おめでとうございます。

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