初めてこちらに訪れたのは2012年だったでしょうか。サービスの方にちゃんと写真撮影の許可を取ったにもかかわらず、シェフに怒られちゃったのも今はよい思い出です。正統的なフランス料理をいただける数少ないお店、ちなみに「風味の庭」という意味の店名は友人であるミッシェルブラス氏の命名です。若手シェフに(客にも?)恐れられる中澤シェフは、フランス料理と食物に対する愛情がとても深い方。本日は初夏の風物詩、天然鮎のパテをいただきにお伺いしました。
6月の献立
「アミューズ 鴨の砂肝コンフィ、セップ茸のデュクセル、ジャガイモのガレット」「長良川天然鮎のパテ、杜松の実風味」「焼きスッポンとロワイヤル」「温野菜の盛り合わせ ガルグイユ」「市場からの鮮魚シェフスタイル キハタの頭」「ウサギの背肉のクレピネット トリュフ風味」「フォンダンショコラとキャラメルアイス」
「長良川天然鮎のパテ、杜松の実風味」
ほとんど鮎という鮎が詰まったパテ。小さめの鮎を何十匹も使用する贅沢な料理です。鮎独特の鮮やかな苦味がたまりません。絶品。
「温野菜の盛り合わせ ガルグイユ」
中澤シェフが素晴らしく感動したというミッシェルブラスのスペシャリテは、こちらのスペシャリテともなっています。野菜の出汁たっぷりのスープも抜群。ちなみに北海道 ザ・ウィンザーホテル洞爺の「ミシェル・ブラストーヤジャポン」にミシャルブラス氏が来日していた際にガルグイユをいただいたことはありますが、より素材を生かした仕上げ方だったように思います。
「ウサギの背肉のクレピネット トリュフ風味」
とんでもなくクセのある場合もあるウサギですが、とても綺麗なお味。ソースも絶品です。フランス料理はソースが命!美味しい自家製パンにつければ、これも素晴らしいご馳走です。
「ル・ジャルダン・デ・サヴール」に訪れるとフランス料理を食べた!という満足感を味わえます。古典を勉強されており、基礎が盤石なシェフの作る料理は本当に美味しい。定期的にお伺いしたいフランスの名店、伝統を受け継ぐ勇姿は中村梅玉さんのようです。ごちそうさまでした。
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