今年初めにお伺いしてとても素晴らしい内容だった銀座七丁目の焼肉店「ウシゴロS 銀座」、肉好きの方が多い忘年会利用で再びお伺いしました。ご存知焼肉名店「ウシゴロ」系列の最上級ライン、全室個室のシックな店内です。オープン当初は4人からしか予約を受け付けていなかったのですが、現在コースは限られますが2名でも予約可能だそうです。本日は一番お手頃な「Aコース」をお願いしました。
「牛コンソメスープ」
牛の旨味たっぷりですが、雑味無く仕上げられた絶品コンソメ。胃を介して体の芯から温まります。
「生雲丹とランプの手巻き」
白海老、キャビアと一緒に。海苔と穂紫蘇の香り、食感とのバランスも素敵。旨いです。
「旬野菜6種」
どんこ椎茸、石川芋、春菊と菊花、京人参、牛蒡、辛子蓮根。肉以外の料理もレベルが高いのがウシゴロS、野菜も上質な素材を使用しています。
「ザブトン炙り握り、トリュフユッケ、小三角の牛タルタル」
基準が厳しく提供できるお店が少ない生肉もいただけます。ユッケは徳島のブランド卵「あわそだち」の卵黄を絡めて。生肉は動物の本能に訴える官能があります。美味。
「究極の黒タン」
エロチックな色艶を放つ黒毛和牛の牛タン。見た目が綺麗なものは高確率で食べても非常に美味しいもの。
全て部屋専属の焼き師が上手に焼いてくれるのも嬉しいです。
レモンを掛けていただくのですが、そのレモンはオレンジを掛け合わせたマイヤーレモンでこれも酸味や柔らかで良い。口直しに根こそぎ頂きました。
「厳選部位クリの塩焼肉」
聞き慣れない「クリ」は肩から前足の上部分のミスジと隣接した部分だそう。
「厳選部位ミスジの焼きしゃぶ」
「牛ヒレカツ トリュフ塩」
好物のカツもほんのり火入れで霜降りと赤身の美しいボーダー、カリカリの衣の密着度も素敵。
「シャトーブリアン」
本日の本命、蠱惑的な肉の花。
「シャトーブリアンのミルフィーユ」
今日一番の絶佳!重ねることで柔らかさがより強調されます。口に入れた瞬間の柔らかさと広がる旨味に唸ります!
「ザブトンのすき焼き」
先ほどシャトーブリアンを付けたソースと卵黄を絡めて。美味しいものはシンプルな調理が一番です。
続いてのお肉はコチジャンと韓国味噌で下味を付けて。
「厳選サーロイン」
「特選厚切りハラミ」
ピリ辛具材も絶妙。肉のお味が濃いので部位による差もよくわかります。
「水キムチ」
お口直しの辛くないキムチ。爽やかです。
「牛出汁カレー」
食事はラーメン、素麺も選択可能でしたが好物のカレーを。ほぼ牛出汁で絶品。堅めに炊かれたご飯も美味。
「チョコレートアイス」
山崎ウイスキーを使った大人のアイス。添えられたレモンソースを掛けると全く別のお味に変化。
1品1品の量は少ないのでもう1周は軽く食べられそうな美味しさ。この内容で、この価格ですからコストパフォーマンスという面でも非常に優れた「ウシゴロS」、雰囲気やサービス、料理構成など人の心を掴むのが上手いなという印象です。肉料理店はあまり行きませんが、また再訪してみたいと思えるお店の1つです。ごちそうさまでした。
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