ランニングシューズ「GEL-NIMBUS 22」アシックス東京銀座

4月の緊急事態宣言後、ジムが休業してしまっため水泳からランニングに寝返りました。ジム再開後もランニングが楽しくなり継続しています。9年ほどの冬眠を経た後3ヶ月ほど使用したアシックスのランニングシューズ「GT-2130」の靴底が剥がれたため、「アシックス東京銀座」へ。「接着剤で直せば使えますか?」とスタッフの方に尋ねると「ケガするのでゼッタイにヤメてください!」と脅されたため、新しいものを購入いたしました。

足の計測してもらったところ、足幅広めで、足の外側に力がかかり過ぎているため、安定感のあるものよりクッション性があるものが良いそう。選択肢は2種類だけ!今流行りの厚底シューズ「NOVABLAST」はふわふわして変な感じだったため、もう1つのものを購入させていただきました。

「GEL-NIMBUS 22 ゲルニンバス22 col.LIGHT STEEL/MAGNETIC BLUE」

カラーも一切選べませんでしたが、好きな色でしたので問題無し。「NIMBUS」はラテン語で「雲」の意味で、雲の上で走っているような履き心地を提供との説明ですが、雲の上は走れんだろと突っ込まざるを得ません。以前に購入した時にも、そのクッション性に驚いたものですが、流石に10年も経つとシューズも進化しているようです。とても軽量で、実際走るのが楽しみです。

築地を起点にして1時間〜1時間30分ほど走るのですが、大きく分けて6つのコースがあります。

「隅田川沿い江戸情緒満喫ランニングコース」

築地や勝どきから走る場合も最も定番なのが隅田川沿いのコースでしょう。信号も有りませんし、静かで道も平坦、体力や時間に合わせて、どこでも折り返すことが可能な柔軟性に富むコースです。隅田川には歴史のある橋がたくさん掛かっており様々な物語が思い起こされます。

歌舞伎では永代橋で「髪結新三」、両国橋で「松浦の太鼓」の気分、吾妻橋を少し越えれば「助六」が住んでいたという花川戸です。落語では佃島(橋でなく渡しですが)の「佃祭」、両国橋の「たが屋」、吾妻橋の「文七元結」「唐茄子屋政談」(身投げは真似しちゃいけません)など数知れず。

浮世絵では葛飾北斎の『富嶽三十六景 深川万年橋下』、歌川広重の『江戸名所 永代橋佃島』『名所江戸百景 両国花火』などなど。また、忠臣蔵では四十七士が吉良邸討ち入りの後、永代橋をわたって泉岳寺に向かっていますし、時代は降りますが永井荷風の小説「すみだ川」も思いを馳せながら走るととても楽しいです。

少しコースを外れて、清澄白河、深川、浅草橋、両国、蔵前、浅草をぶらぶらするのも良いですし、もう少し足を伸ばせばスカイツリーにも行けます。道に迷うことも、よっぽどでなければありませんので、とても安心感のあるランニングコースです。

「レインボーブリッジ・ランニングコース」

築地から浜離宮庭園、竹芝、日の出、芝浦ふ頭と臨海線に沿ってレインボーブリッジの歩道「レインボープロムナード」へ。晴海埠頭、豊洲市場に向いた北側遊歩道(ノースルート)と、台場や品川埠頭に向いて南側遊歩道(サウスルート)があります。芝浦側入り口から突入する場合、途中でルートの移動はできませんので、注意が必要です。その後、台場、有明、豊洲、勝どき、築地へと戻るコースです。

「レインボープロムナード」は車の騒音や排気ガスは気になるのですが、高い所を走るのはとても気持ちが良い。夜は封鎖されますので、主に休日に走るコース。海岸通り沿いは、午後に走ると高架で道が影になり走りやすいのも良いです。レインボーブリッジを降りた所で余裕があれば「ゆりかもめ」に沿って台場をぐるっと回るのも有り。距離も長めなので走った後の充実感もございます。

「東京タワー堪能 港区周遊ランニングコース」

街中を走る毎度変化のある、アップダウン強めのコースです。大体こんな感じというだけで、赤羽橋や麻布十番、時には白金高輪の方へコースアウトすることも。ランニングの際、スマートフォンは持ち歩かないため、斜めになっている道が多く迷う確率が非常に高い。元麻布の路地から入り組んだ住宅街に入り込んだ時には、方向もわからなくなり、雨も降ってきて、泣きました。。。

スカイツリーが出来たとしても東京のシンボルである東京タワーはとても格好良く、走っていると突然巨大で無骨な建造物が出現する時には感動が有ります。途中で虎ノ門の愛宕神社に寄り道するのも良し。神社には白猫と黒猫がいて癒されますが、「出世の石段」は急で怖過ぎるので、登るだけで降りる時は別の道から行くのがお勧めです。麻布や六本木は有名レストランも多いので、発見すると嬉しくなります。

他に3コースあるのですが、どのコースもそれぞれの魅力が有り、気分によって使い分けています。走るために走るのではなく、末長く美味しいものを食べるため、落語や歌舞伎の名台詞を聞くため、街々を観察するついでに走っています。五感を通して毎回、何かの発見があるので、飽きることはありません。

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