居酒屋「しのだ家」銀座二丁目 木挽町仲通り

多い時は月4回程度はお伺いしている東銀座の居酒屋「しのだ家」、料理の質、値段を考えるとある意味では銀座ナンバーワンのお店と感じています。今日も色々いただきました。

お通し「干瓢の昆布和え
干瓢の昆布和え
店主が栃木県出身のためか、本日のお通しは干瓢。寿司屋の干瓢巻きでしかいただく機会がないのでとても嬉しいです。コリコリした嫋やかな食感に昆布のとろみと旨味が効いています。

芽キャベツの素揚げ
芽キャベツの素揚げ
初春になるとお目見えする定番料理。シンプルな料理ですが、芽キャベツの美味しさがギュッと詰まっているようです。美味。ドリンクもビール、ワイン、サワー、焼酎と多様に取り揃えていますが、基本的には日本酒。七田、朝日栄、時に黒牛をお燗でいただくのが常。美味しい日本酒が1、2あれば、種類はそれほど多くなくてもよろしいのです。

燻製鯖焼き
燻製鯖焼き
魚のなめろうなどは定番ですが、こういう料理は珍しいので、あれば迷わず注文。燻製することで味わいに広がりが生まれます。こういうちょっとした工夫、感覚が本当に素晴らしい。

鶏ひき肉と香味野菜の入った餃子
鶏ひき肉と香味野菜の入った餃子
中身は羊のこともあったり下味も変わりますが定番料理。ごくさっぱりした味わいでいくらでも食べられそう。スパイスの使い方も「しのだ家」の料理の特徴かもしれません。

縮緬キャベツ(サボイキャベツ)とブルーチーズのクリーム煮
縮緬キャベツとブルーチーズのクリーム煮
キャベツとはいえボリュームも凄い。量感もめっちゃ好みなのです。甘みは日本のキャベツより弱いですが、サクサク時にザクザクした小気味好い食感。甘みとコクはブルーチーズとクリームで補完され、非常にバランス良く仕上げられています。美味。

鶏むね肉の唐揚げ
鶏むね肉の唐揚げ
こちらも定番、大好きな唐揚げ。唐揚げの中で一番好きかも。塊で揚げるというのが効果的なのか、ふっくらジューシーで旨い。今日も最高です。

カレー味の卵ご飯
カレー味の卵ご飯
卵ご飯もカレーのアクセントが嬉しいですね。一気に掻き込み掻き込み終了。お腹には余裕があったので、炒飯をいただいても良かったかも。

店名に「Shinorinの台所」と小さく書かれていますが、家庭料理という印象が強く、「しのだ家」の料理をいただいていると食材が血に、肉に、骨に、細胞にちゃんとなっているという実感が湧きます。これは高級レストランはもちろん、リーズナブルなお店であってもなかなか得られない感覚。素晴らしい。そして会計時にびっくり、日本酒2合も頼んでこれですか!?計算間違ってないですかって聞きたくなるくらいの金額です。安過ぎる。そんな訳で、死ぬまで通い続けたいお店の1つです。いつも滋味で機微に溢れる温かい手料理をありがとうございます。ごちそうさまでした。

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