浅草、浅草寺裏にあるフレンチ「オマージュ」でランチ。ミシュランガイド2022で二つ星を獲得しています。
アミューズ「グリーンオリーブのクリーム詰め」
中のクリームは蜂蜜卵、白和え胡麻、フロマージュブランの3種、上に花粉やらチョリソーやら。2つ星となると、流石に1品目から手が込んでいます。
アミューズ「パニス、ソッカ、唐墨ソース」
ひよこ豆を使ったエスニックな小品、アニスとじゃが芋のパニスの上には豚肉のラルド。ナスタチウムなどを閉じ込めたクレープ、ソッカは、ラディッシュ、紅芯大根の入った唐墨ソースを付けて。スパイスが効いており食欲増進。ビールが飲みたくなりますが、高級ロココしかなかったため断念。
「ウニ」
追加料金で頼んだ根室のバフンウニを使った料理、価格に対してサイズが小さくてびっくり。下に生ウニ、シャンパンのジュレ、ウニのムース、フェンネルオイル。美味しいけど、頼まなくて良かったかも。。。
「リサトマト1」
高知のフルーツトマトを使った料理が2品。45分間煮混んで甘味を引き出したトマトにフォカッチャのクルトン。
「リサトマト2」
千葉県木更津市「クルックフィールズ」のモッツァレラチーズ、トマトソース、エゴマオイル。
「カンパーニュ」
ふわふわの美味しいパン。
「甘鯛」
下にラタトゥイユ、上にピーマン、米とサフランのチップ、魚と甲殻類の出汁を掛けて出来上がり。定番の松笠焼きですが、鱗のざっくり感が秀逸、身もふんわりで良い火入れ。素材を重ねていますが、甘鯛の味がうまく底上げされているよう。
「サラダ」
北海道の三野農園、広島の梶谷農園、千葉の吉野ハーブファームから40種類以上の野菜を使ったサラダ。内容はブロッコリー、黄色ビーツ、スナップエンドウ、オレンジカリフラワー、青芯大根、根セロリ、里芋、人参、紅芯大根、黒大根、紫大根、南瓜、ラディッシュ、紅くるり大根、金美人参、紫人参、いんげん、渦巻ビーツ、むかご、蓮根、レッドオゼイユ、レッドオキサリス、ナスタチウム、マスタード水菜、ヒメオゼイユひまわり、パンプルネル、レッドオゼイユ、オラック、ハコベ、デトロイト、ルッコラ、マリーゴールド、セルフィーユ、セロリ、クレソン、人参葉。
カシューナッツのソース、バターと野菜出汁のソース、豆豉パウダー、よくかき混ぜて、これ系の料理は大好物。美味しい野菜、大好き。
「蝦夷鹿」
部位はロース、上にスライスした長芋、鹿出汁のソース、サバイヨンソース、カンボジアの生胡椒入り黒にんにく味噌。こちらは絶品、鹿で腿肉とかが多い気がするのですが、ロース旨味が強くて非常に旨い。
ソースは優しめですが、上のエシャロットなどを使ったアクセント、長芋、サバイヨンソースとの調和が素晴らしい。
トマトなどもそうでしたが、火入れも素晴らしいです。大満足。
「雷おこし」
浅草雷門由来の雷おこしを使ったデザート、ザクロ、アイス、金箔がゴージャス。ここからのデザートのボリュームが凄い。
「苺」
ホエーのジュレ、フロマージュブランのアイス、ヨーグルトチップ。
「ベルガモット」
ベルガモットのジャム、ホワイトチョコムース、チョコアイス、山椒のメレンゲ、カカオチップ。どれも完成度は高い。
小菓子「フィナンシェ、カヌレ、小桜のかりんとう」
小菓子もたっぷり、大晦日にたまたま通りがかって贈答品として購入した「小桜」のかりんとうも。浅草を盛り上げようという心意気を感じます。
人形焼きの型を使った出来立てフィナンシェ、柄は潰れてしまいってますが。
おそらく2人で食べる用ですが、1人でぱくぱく完食。デザート類でお腹は満たされました。
日本の野菜を多用する構成は今の流行りと感じなくもありませんが、鹿肉が本当旨くて良かった。お店は一軒家で、雰囲気も「ル・マンジュ・トゥー」に似ていますが、よりカジュアル、着物姿のサービスなどは場所柄、外国人にも喜ばれることでしょう。また「オマージュ」の裏にあるビストロ「ノウラ」はお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
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