1ヶ月ぶりの浅草ロック座で「EARTH BEAT 1st season」を拝見しました。
1景「インド」木葉ちひろ（原美織、永瀬かれん、ダンサー4名）
ブルーのドレス、ボリウッドの女優のイメージ、「RRR」のナートゥを思わせる激しく楽しいダンス。盆上、3曲目の浮遊感がとても素敵。特徴的な動きである首のアイソレーションがなかなか難しそう。そして休憩の際流れる雑さが楽しいコラージュ映像、木葉ちひろさんが持っているのは日本のカレーライス。
2景「中国」虹歩（沙羅）
リボン付きタンバリンを使っての情緒的なダンス。水の音、テレサテンの『在水一方』、初めて拝見しました方ですたが、足の筋肉の美しさに感動です。
3景「スコットランド」永瀬かれん（松本菜奈実、水戸かな、原美織）
松本菜奈実さんのコミカルキャラが炸裂、バグパイプのちょっと呑気な音とぴったり。蚊を銃で撃ち落としたり、食材が飛び交うキャンプも楽しそう。永瀬かれんさんも初めて拝見しましたが、終始、苦しそうな、困ったような顔で踊っているのは通常なのか。
4景「スペイン」水戸かな（ダンサー4名）
続いても初見。赤、白に黒い水玉のフラメンコ衣装、ダンサー4名によるダンスは迫力有り。舞台上でそのままヌードになる演出は初めて見たかも。涼やかな笑顔を絶やさず激しいダンスが凄い。
5景「韓国」原美織（松本菜奈実、沙羅、虹歩、水戸かな、原美織、木葉ちひろ）
「K-POP」は全くわかりませんが、ピンク色のペンライトも使用できる楽しい景、ボーイッシュな沙羅さんも素敵。原美織さんは跳ねるダンスがとてもよく似合う。皆がイカれてしまうウインクの女王。
6景「エルサレム」沙羅
オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』、最近ギュスターヴ・フローベールの『ヘロディアス』を読んだので新鮮。 布を使った華麗なダンスですが、着ている布を脱ぎ、それを使って、舞う。『7つのヴェールの踊り』から後半へとここまで世界観に忠実なのも珍しい。ヨハナーンの首が歌舞伎の小道具レベルでびびる。沙羅さんの悍ましさと妖艶さに呆然。
7景「カリブ」松本菜奈実（虹歩、木葉ちひろ、ダンサー4名）
虹歩さん、松本菜奈実さん、木葉ちひろさんの三姉妹という設定とか。和太鼓での演奏に浅草ロック座らしさを感じる。パイレーツ・オブ・カリビアン、実写版ワンピースのテーマと終始、海賊で引っ張る、穏やかなお顔立ちと強くて優しい海賊のギャップが良い。
フィナーレ「日本（マツケンサンバ）」
最後もペンライトで盛り上がる。マツケンサンバにあまり思い入れがなくぼんやりしてしまいましたが、振り付けは2024年5月に亡くなった真島茂樹さんということに強い敬意を感じます。今回は2連続で拝見するまでに至りませんでしたが、9月公演も楽しみにしております。
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