「古今亭文菊独演会 水屋の富/四段目/風呂敷」深川江戸資料館

深川江戸資料館で「古今亭文菊独演会」を拝見しました。

開口一番「初天神」三遊亭歌きち
「風呂敷」古今亭文菊
8月11日の圓朝忌のマクラから、8月11日に鈴本演芸場に行った時、落語協会の浴衣姿の文菊さんが楽屋に入るのをお見かけしたのにに繋がる。兄貴とお崎さんの会話もぐだぐだで楽しい。「じかに冠を被らず」=「李下の冠を正さず」、「おでんに靴をはかず」は「瓜田に靴を入れず」の2つは元がわからず勉強になりました。CDでは聞いていたのですが、初めて生で聞く「風呂敷」、やはり最後の押入れの男を逃す部分が最高に面白くて爆笑。下げは「俺はその間抜けな亭主野郎のツラが見てぇ」

「四段目」古今亭文菊
大好きな歌舞伎の話、十二代目市川海老蔵の真似が上手、こういう演目は良いお声が映える。定吉に主人が嘘を付く五段目の猪の前足後足がニザ玉なのが笑える。大石力弥の2回目の「参上つかまつりません」も良かった。塩谷判官切腹の場面も情景が浮かぶほど上手、素晴らしい。

「水屋の富」古今亭文菊
江戸の水事情の豆知識から。大手町にあった銭瓶橋の近くから上水の余り水が排出されており、その水を水屋が使用していたそう。文京区関口や水道橋という地名にも納得です。富籤が当たる場面、夢で3回うなされる件など水屋の清兵衛の全てが落語的、夢の強盗の声が凄みがある。やはり床下の八百両を確かめる時の男の恍惚とした表情、そしてそれが無くなった時の動作と表情が素晴らしい。描写がものすごくリアルで想像力が膨らむ、最後はちょっと泣きそうになりました。志ん朝師匠のお馴染みの三席、細部はそれとなく現代的に改善されていますが、古典に忠実、それでいて面白いのが最高。次回も楽しみにしております。

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