「令和7年6月下席 夜の部 特別企画公演『和泉の新作十日間:星野こえ』主任:弁財亭和泉」鈴本演芸場

鈴本演芸場で「令和7年6月下席 夜の部」を拝見しました。

前座「道灌」柳亭市助
「奇術」如月琉
古典的、トランプや多面体のスポンジを使った手品など。「手品」は手より口が大事という丁寧な説明が楽しい。
「狸の釜」華形家八百八
釜に化けて恩返しするバージョンは初めて聞いたかも。
「洒落番頭」三遊亭窓輝
「アコーディオン漫謡」遠峰あこ
カッパ巻きの歌からのカンピョウ巻きの歌、最後はでたらめ歌詞の東京節で。
「桃太郎」桃月庵白酒
誰がやっても楽しい落語ですが、「無の世界」などワードが楽しい、最後は父と子が抱き合うのもユニーク。下げは「2人も早く寝なさい!」
「蝉むすめ」柳亭こみち
兄弟と偽り実は恋仲の佐吉とおみんの話。妾奉公するも寝小便をして暇をとるという詐欺行為を繰り返す2人。途中の蝉に関わる言葉を多用した七五調のセリフも楽しい。

「漫才」ニックス
久々のニックス、久しぶりの「そうでしたか」、漫才も以前より発展しているようで面白い。
「みんな知っている」林家彦いち
「紙切り」林家楽一
相合傘、川開き、星空、弁財亭和泉と柳家小八の相合傘
「星のこえ」弁財亭和泉
上野発-札幌着の寝台特急スターダスト号のラストランの話。スイートに乗車している結婚30周年の夫婦、初めて憧れの列車に乗った若者、会社に鉄道好きというのを秘密にしていたが、偶然乗車していた部長課長(会社の部員2人の鉄道クラブ所属)に出会ったしまった女性、車掌さんに食堂車の料理長など登場人物多数。「10時打ち」は知らない言葉でしたが、鉄道マニアに間では当然のよう。言葉を1つ1つ大事に紡ぐ和泉師匠の語り口が素晴らしい。タイトルの「星」というのはスターダスト号のこと。余韻を残した終わり方もグッと来ました。寄席のトリで聞く和泉師匠は良いですが、1日しか参加できず残念でした。

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