国立劇場で「第28回稚魚の会・歌舞伎会合同公演」を拝見しました。配役は以下。
「双蝶々曲輪日記 堀江角力小屋の場」
濡髪長五郎：市川喜楽
藤屋吾妻：市川米十郎
平岡郷左衛門：坂東彌紋
三原有右衛門：尾上貴緑
中居おせき：中村竹蝶
同おたけ：片岡市也
角力弟子團子山：中村翫延
茶亭金平：尾上音幸
山崎屋与五郎：中村蝶也
放駒長吉：坂東家之助
「双蝶々曲輪日記 八幡の里引窓の場」
南与兵衛後に南方十次兵衛：坂東やゑ亮
平岡丹平：坂東彌紋
三原伝造：尾上貴緑
母お幸：片岡市也
女房お早：中村好蝶
濡髪長五郎：尾上松三
「俄獅子（にわかじし）」
鳶頭清松：尾上音蔵
鳶頭駒吉：中村翫延
芸者お米：市川米十郎
鳶頭幸蔵：尾上音幸
「角力場」では何といっても濡髪役の喜楽君のでかさが際立つな〜。放駒役の家之助君が小さい訳でもあるまい。濡髪が負けてふてくされる与五郎、気分屋の与五郎、濡髪の大きいどてらを茶亭金平と2人で来てニコニコしている与五郎も可愛い。続く「引窓」、若手中心なので、母お幸役が一番難しいのかも。全体的に軽い感じではありますが、最後の場面はじ〜んと来ます。「俄獅子」は歌舞伎では珍しいぽっちゃり女方の米十郎君が良くも悪くも目立ってるな。軽快な立ち回りが素敵です。今日は何故か集中力に欠いてしまいましたが、来年も楽しみにしております。
コメント