日本橋公会堂で「第9回 古今亭文菊の会」を拝見しました。
前座「好きと恐い」柳家ひろ馬
聞いたことあるなと思ったら桂枝雀師匠の「まんじゅうこわい」の前半だったか。あまり面白いとは思えませんが、珍しい演目です。
「粗忽の釘」古今亭志ん松
古今亭志ん橋師匠が宮藤官九郎脚本のドラム「うぬぼれ刑事」に出演したエピソードなど。2024年9月に真打昇進決定、おめでとうございます。
「包丁」古今亭文菊
最近つかみの「いやらしいお坊さん」が客に受けにくくなっているという興味深い話。「金閣寺に火を付けた人」より面白いと思うのですが。三遊亭圓生で有名ですが、今やあまり聞く機会のない演目。久次と鰻屋に行った虎が、半ば酔っ払って清元の師匠の所へ行く流れが自然。寅が小唄を「八重一重」を唄いながらちょっかいを出す場面もちゃんと面白いのが素晴らしい。
「音楽パフォーマンス」のだゆき
鍵盤ハーモニカで踏切、ヘリコプター(口で)、コンビニ、ファミマのテーマを色んなバージョンで、パリの空の下、頭で赤とんぼ、色んな種類のリコーダー2本でふるさと、剣の舞、笑点のテーマ、平和の歌(鳥の鳴き声)など。癒されます。
「船徳」古今亭文菊
若旦那の船に乗り込むのは男2人ではなく夫婦という設定。頼りない若旦那とそれに振り回される夫婦がとても楽しい。初夏らしいのんびり聴ける一席でした。
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