茅場町駅と水天宮駅の間、日本橋箱崎町にある南フランス料理店「ル・ジャルダン・ド・カモ」でディナー。
「小豆島産生ハムとカスレ風白インゲン豆のコロッケ」

白カビ、醤油麹菌も利用した20ヶ月熟成の生ハム、日本的な味わいも混じって独特な風味、コロッケも美味しく、ハラペーニョがアクセント。
「レンコ鯛のカルパッチョ、黒ニンニクのアイス、フェンネルと独活のクスクス」

ライムクリーム、カシスと青リンゴを使った黒ニンニクアイス。カルパッチョは少し香りが気になりますが、素材の組み合わせが楽しい。
「アーティチョークとホタルイカのタルト、春野菜、トリュフとシェーブル(サント・モール・ド・トゥレーヌ)のアクセント」

パイ、トリュフとトマト麹に漬けたサントモールのムースの薬味も崩して一緒にいただくと美味。
「フォアグラのロワイヤル、グリーンピース、新玉ネギのエスプーマ」

上にイベリコ豚のチョリソー、焦がした玉ねぎパウダー。あまり好みでない食材のフォアグラですが、素材の組み合わせにより優しくいただけます。
「ライ麦パン、バゲット」

都立大学の「ふじ森」のパン。塩麹レモンのホイップバターは自家製。
「瀬戸内産平目のポッシェ、空豆と蛤、ソースヴァンジョーヌ」

6日間熟成、ヒラメのアラ、骨の出汁で炊いた後、ポシェ、上にヘーゼルナッツのクランブル、下にもサバイヨンソースで魚料理としてはかなり濃厚で重厚感のある味わいで食べ応え有り。
「美笑牛の炭火焼き、オリーブ香るジュ、ブロッコリーと山葵のコンディモン」

30ヶ月の雌牛のリブロース、ブルーベリーエキスでマリネしてから炭火焼き、ふだん草、菊芋。先ほどとは反対にソースは軽め、山葵の薬味が素敵で、ソース無しでも十分美味しい牛肉です。
「高知県白木果樹園より不知火、アーモンドとラヴェンダーのジェラート」

下にメープルシロップ、グローブの香りのクレームブリュレ、上にエルダーフラワーのセリー。後味すっきりの爽やかなデザート。
「リンデン香るマドレーヌ」

最後は北海道の菩提樹の蜂蜜の温かいマドレーヌとコーヒーで。価格がリーズナブルなためか、そこまで印象的な味わいの料理はありませんでしたが、目にも華やか、素材の組み合わせがとても素敵なコースでした。雰囲気もカジュアルで気軽、また秋冬にお伺いしたい。ごちそうさまでした。
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