フレンチ「ブノワ」表参道

表参道、青山通り沿い、1階にピエール・エルメの入っているビル10階にあるフレンチ「ブノワ」でランチ。

アミューズ「グジェール
グジェール
チーズの香りよく美味しい。これは期待できそう。

クックポット
クックポット
全く存じ上げなかったのですが、「ブノワ」はパリで1912年開業の老舗、2005年にアラン・デュカスに経営が引き継がれたという。こちらのクックポットは、アラン・デュカスが考案した蒸せる器だそう。

クックポット/古代米と押麦、ジロール茸、太刀魚
クックポット 古代米と押麦、ジロール茸、太刀魚
鹿児島の古代米、ケール、魚出汁とバルサミコ酢のソースを掛けて出来上がり。ざっくりと混ぜていただきます。そもそも米粒が好物。押麦の食感、ケールの苦味、ソースの酸味、太刀魚の脂と甘み、茸の香りの調和がとても良い。旨いです。

自家製カンパーニュ
自家製カンパーニュ

ヴォローヴァン/ホロホロ鳥とキノコのパイ詰め
ヴォローヴァン/ホロホロ鳥とキノコのパイ詰め
今日のお目当て。メインかと思ったら、前菜なのね。自家製のパイ生地にクリームソースで纏めたほろほろ鳥、3種類の茸、カルドンチェッロ、シャンピニオン、トランペット茸。見た目が素敵で、味も旨い!まずサクサクのバター香るパイ生地が素晴らしく、ほろほろ鳥も鶏とは違う力強さがしっかり、洗練されたクリームシチューのような、ほっこりした味わいと旨味に癒されます。

佐渡ヶ島産アオリイカのソテー、ナスのコンフィ、柑橘風味
佐渡ヶ島産アオリイカのソテー、ナスのコンフィ、柑橘風味
メインは珍しく魚介を選択。イカがメイン料理って珍しいですね。イカの中で一番好きなアオリイカ。けっこう外れの場合も多いのですが、甘みとねっとり感をちゃんと感じられて美味しく、ナスと共にボリュームもグッド。料理に使用されている柑橘「直七(なおしち)」は、広島県尾道市田熊(たくも)で発見されたことから正式名称は「田熊スダチ」、現在では高知県宿毛(すくも)で栽培されている稀少な果実だそう。下には高密度のイカスミソースが敷かれており、最後までイカの存在を楽しめます。

モンブラン/ブノワ風
モンブラン/ブノワ風
恵那栗のクリーム、メレンゲの器の中に生クリーム、蜜柑のピューレ、直七。サービスの方の「フランスのモンブランは軽めのものが多いんです」という説明がかなり意外。ラデュレ、フレデリック・カッセル、アンジェリーナとかけっこうヘヴィーですよね。しかし言葉通りの軽さ、メレンゲの中に思ったより大量に蜜柑ピューレが入っており、栗よりもそっちの方に気を取られてしまいそう。個人的には栗の存在感が強い方が好みですが、栗と蜜柑の組み合わせはとても良い。軽いため30秒で完食。

マドレーヌ、コーヒー
マドレーヌ、コーヒー
最後はハーブの香りのする出来立てマドレーヌ。料理の内容、量感共に非常に満足でとても気に入りました。クラシックなフレンチ、やっぱり好きですね〜。アラン・デュカスのチョコレートケーキ、ミルフィーユ、焼き林檎など、デザートもとても美味しそうでしたし、再訪問確実、ごちそうさまでした。

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