「東池袋の噺小屋session! きく麿噺の会 ~僕の噺やってくれるってよ!~」あうるすぽっと

東池袋のあうるすぽっとで「東池袋の噺小屋session! きく麿噺の会 ~僕の噺やってくれるってよ!~」を拝見しました。

「ディズニー行きたい」林家十八
ディズニーランドが大好きという十八さん作の新作落語、落語家の悲哀も感じられて楽しい。

「スナックヒヤシンス」古今亭文菊
先日のスナックヒヤシンス祭りのマクラから。昨年10月の「優しい味」同様、文菊さんの世界観に爆笑の連続。「山田の悪口ダンス」は破壊的な面白さ。文菊さんの「びびくりマンボ」も希少な優しいスナックヒヤシンスでした。

「わなわな」春風亭百栄
もともとは「不幸自慢」という名前だったが、百栄師匠の改変により原形もほぼなくなり今の形になったそう。ハプニングもあり今日一番長尺。百栄師匠の静かにクソ嫌な女性のお役は面白い。拾った千円札、カズダンス、割ることのできる置き物の壺が家にあるのは幸せなことなのね。

「二個上の先輩」春風亭一之輔
池袋に対する強めの愚痴から落語へ。実家暮らしで一度も働いたことのない高圧的な2歳年上のミツル先輩と2人の後輩の話。50歳になっても学生時代の関係のまま。実際に関係したら大いなる迷惑キャラですが、聞いている分には愛すべき先輩。背中の凍った蒟蒻、石の下の3匹のトカゲの呪い、「百物語」「二人ぼっち」「呪いのおじいさん」「悪の十字架」「河童」など最後の怖そうで怖くない話の畳みかけは「笑い飯」の漫才を見ているようで凄まじい高速落語。恐るべき技術に感動です。

「ぶどうぱん」林家きく麿
白鳥師匠との二人乗りのマクラに大爆笑。ぶどうぱん33個の全てのぶどうをほじくり出すことのできるタケシ君も凄いですが、幼馴染みの女の子のお母さんが一番凄い。前半は楽しく、最後はほろっと感動できる素敵な新作人情噺。最後は小林旭の「熱き心に」を熱唱して大団円。間違いなく今年一番笑った落語会でした。

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