2015年10月オープン埼玉県春日部市の「菓子工房オークウッド」の横田シェフ監修のアシェットデセール専門店「リール銀座」、人気店なのですが、なんと8月31日で閉店。50回以上お伺いしている大好きなお店だったので、6月にこっそり閉店を告げられた時のショックは相当で、腰が抜けそうになりました。デザートの前にぴったりの健康的なランチも好きでした。
「夏野菜とベーコンのキッシュ」
ランチメニューは3種類で、定番2種、日替わり1種。ズッキーニ、玉蜀黍、パプリカ、人参のキッシュにニョッキのグラタン、サラダ付き。さくさくの小気味好いパイ生地に中はふんわり野菜たっぷりの優しいお味。
「サンドイッチサラダプレート」
野菜を沢山食べたい時に頼むサンドイッチ。パストラミ、ポテトグラタンのサンドイッチ。栄養素のバランスも考えられており、ボリュームもしっかり有って良いのです。
週替わり「きのこのリゾット」
8月末、最後の週替わりランチ。きのこの香りも香ばしく、重たさは全く無し、昨夜「銀座 大石」でたっぷり食べた次の日でもサクッと気持ちよく食べられるリゾットです。美味。そして7月、8月にデザートも色々いただきました。
「ソレイユ」
一番上はサクサク食感のココナッツパインのパートフィロ、ホワイトチョコベースのトロピカルクリームの生クリーム入りモンブラン、その下はフレッシュマンゴー、パイナップルの果肉にパインシャーベット。クリアなモヒートジュレの中にはマンゴームースとラズベリー。フルーツが沢山使われていますが、中のラムベースのピニャコラーダソースが全体の調和素材に。美味。
「ティラミスパフェ」
歴代パフェ復活週間の際にいただきました。ティラミスムース、ピスタチオムース、ミルクチョコレートソースにトンカ豆香るコーヒーゼリー。ティラミスは大好物なのですが、このパフェはティラミス感あまり有りません。爽やかではありますが、濃厚ティラミスが好みなので、ちょっと物足りなさを感じます。
「トロピカルアイスモンブラン」
3年振り。ココナツ味のクッキーが乗った愛玩したくなるほど黄色く可愛いモンブラン。マンゴートロピカルクリームの中にはパインシャーベット。ダックワーズの間にはココナツアイスとフワンボワーズジャム。パイン、スイカ、アスパラガスなど、デセールとして使い難いと思われる、他店であまり使用されないフルーツを使用し、驚きを与えてくれるのも「リール銀座」の魅力。
「アスパラガスのパンナコッタ、マスカットワインゼリー添え」
最後の来店の際、いただきました。グリーンアスパラがそれほど好きでないため、気になりながらもいただいたことが無かったデザートです。今まで済みませんでした。滅茶旨!パンナコッタも思ったより青臭さがなく、粉山葵のアクセントもグッド。甘さも全然嫌ではありません。そしてマスカットリキュールと白ワインゼリーと一緒にいただくと、青臭さは消え去りバランス最高!味が全く変わるのが楽しい。ファンが多いのも納得の絶品デザートでした。
「ハピネスパフェ」
最後の来店の際、もう1品。満席や品切れのため、なかなか頂けなかったパフェです。世知辛い事も多いですが、皆んな笑顔で幸せにという横田シェフ、リール銀座のスタッフの願いが込められています。ハート付きが嬉しいネ。
内容はマンゴー、パイナップル、パッションフルーツシャーベット、フロマージュブランムース、ピスタチオムースグラッセ、杏仁プリン。
ピスタチオ大好きなのですが、よく使用されているのも嬉しい。色だけ立派なピスタチオデザートもありますが、お味も濃厚で最高でした。「リール銀座」のパフェは構成が複雑、素材同士の組み合わせも考え抜かれており、時にその調和に驚かされます。底に炭酸が入っており、最後は爽やかなジュースとしていただけます。面白い!
アスパラパンナコッタとハピネスパフェ、最後まで感動させていただきありがとうございます。デザートは美味しいのはもちろん、サービスに関してもこれほどホスピタリティ溢れるお店はそうそう無い。銀座でカフェをやっている方が、友達に「リール銀座に行ってサービス勉強してきたら」って言われた話は笑えた。しかしそれほど素晴らしい。また−出来れば銀座で−お会いできる日を心底楽しみにしています。皆様の今後益々の活躍を期待しております。ごちそうさまでした。合掌。
コメント