伊豆下田に行った際、有名な鰻店「小川屋」にお伺いしました。現在は事前に予約しないと入店不可、メニューも鰻重1種類のみ(メニューを見ると白焼もあるので、予約の際に言えばやってくれそう)。予約した時間ぴったりに焼き上げてくれるのは嬉しい。
「鰻重 竹」
肝吸い、漬物付き。店内の井戸型の水槽の中には鰻が沢山泳いでいましたが、数日ここで泳がしてから捌いいるのでしょうか。見るからに美味しそうな鰻。
一口食べてみると旨ぁ〜。口の中でとろけます。鮨屋のとろとろ穴子にも負けない柔らかさ。
ほんのり鼻から抜ける炭の香りも素敵。いい仕事してる。固めのご飯と柔らかいタレのバランスも最高。う〜ん、久しぶりに鰻屋の旨い鰻重いただきました。都内より地方の方が美味しい鰻屋あるのかもなぁ。こういう鰻をいただくと鰻職人の凄さを感じますね。初代は野田岩で修行されていたそうですが、銀座にある野田岩の味は間違いなく凌駕しています。近くにあったら月一で通うな。もちろん、肝吸い、糠漬けも上質。素晴らしい。
写真は無いですが、「小川屋」の後に行った喫茶店「こおひぃはうす 可否館(こーひーかん)」も滅茶よかった!コーヒーカップが天井に沢山ぶらさがったレトロな店内で、サイフォンで入れていただける「マンデリン」もとても美味しかったし、デザートの懐かしいウエハース付きの「焼きリンゴ」もボリューミーで最高だった。店主の女性も話し方はぶっきらぼうで、きれてる?と疑う感じでしたが、実はとても親切で面白い方。「小川屋」はもちろん、こちらも再訪問してみたいです。
そして「小川屋」に行く前に伊豆下田を散策。創業明治20年の老舗酒店「土藤商店(つちとうしょうてん)」、併設の蔵ギャラリーが楽しい。
名前の通り昭和の香りたっぷりの「昭和湯」
大正7年建築、なまこ壁と伊豆石造りが特徴の「旧澤村邸」、中は無料で見学も可能。
初めて知った日本伝統の「なまこ壁」、壁面に平瓦(黒い部分)を並べて貼り、瓦の目地に漆喰(白い部分)を蒲鉾型に盛り付ける工法だそう。名前の由来は、こういう模様の海鼠(ナマコ)が伊豆にはいるのかと想像したのですが、漆喰の盛り上がりがナマコに似ているからだそう。
「旧澤村」から続く細い川沿いの「ペリーロード」にも素敵な建物が沢山。
「居酒屋?」窓の形とか、屋根の模様とか存在感有ります。
「蔵?牢屋?」洋風でかわいい。
日露和親条約の調印などが行われたという真言宗のお寺「長楽寺」
サボテンが生えていますが、街中にはアロエやハイビスカスも。1年中暖かいようです。
仏像。
夜、出会いたくない案内板。
格好良い「消火栓」
ロープウェイで登った寝姿山からの下田港。
中央の島は想像力の働く名前の犬走島(いぬばしりじま)です。
黒船「サスケハナ」に乗って下田港内めぐりにて「寝姿山」
鳥居のある「毘沙子島(みさごじま)」
下田は何にもないよと聞いていたのですが、思ったより楽しかった伊豆下田散策でした。
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