毎年恒例の周年コースをいただきにフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・サヴール」にお伺いしました。デザート含め、今回は全て初めていただく料理(ガルグイユ以外)!ディナーコースをいただくのは約1年振りになってしまいましたが、やはり中澤シェフの本領を強く感じられるのはランチよりディナーですね。
アミューズ「鱧、じゃが芋のガレット」
じゃが芋のサフラン風味のピューレを固めたもの。
「スッポンのロワイヤル、スッポンのガレット、サラダ添え」
シンプルに仕上げたロワイヤルはごく柔らかなギリギリの食感、優しい味わいですがスッポンの滋味を存分に感じられます。ガレットは白身魚のムースと合わせ、エストラゴンの香り。食感良く仕上げ力強く、ロワイヤルとのコントラストが効いています。旨いな。
「温野菜のガルグイユ」
30種類以上の野菜を使った何度いただいても美味しいスペシャリテ。
「ブルターニュ産オマール海老のビスク」
フランス料理としてはド定番ですが、こちらでいただくのは初めてで意外性があります。ビスクは単に濃厚ということではなく、味に深みが感じられ、キャビア、オマール海老のラビオリ、野菜との組み合わせでスープでなく一皿としての存在感も非常に高い。
「アズキハタ、松茸とアーリーレッドの煮込み」
魚頭の料理も通常とは違う仕上げ。魚と煮込み単体でも美味しいのですが、食べ進むうちに魚から出る旨味エキスと混じり合い絶品。松茸とニンニクの香ばしい香りも素敵。
「ローストしたランド産窒息鳩とフォアグラの網脂包み、焼きキノコ添え」
鳩はそれほど沢山食べた記憶は無いにしても、今までで一番旨かった。鳩は比較的淡白な味と思っていたのですが、素晴らしく濃厚で、生命力溢れる血の味を存分に感じられます。これが本当の鳩の味だったのか。量感も素敵。思わず笑っちゃうビジュアル。ムフフ。手前の内臓のピュレも凄い、美味しいコーヒー等もそうかもしれませんが、苦くて旨いって大好き。中のフォアグラもここまでトロトロに仕上げられているものは初めてでしたが、一体感が出て劇旨。夢中で完食。中澤シェフ、最高です!
「杏のデザート」
爽やかな杏仁豆腐に杏アイス。
「長野県川中島白桃のケーキ、クリームパイ、ショコラアイス」
スペシャルコースだけにデザートも盛り沢山。ソースはフランボワーズと白桃、ケーキは想像以上に桃味でびっくり、クリームパイは、子供の時に食べていた訳でもないのに、懐かしい味がいたしました。
「小菓子」
コーヒーと一緒に美味しくいただきました。一皿一皿が非常に印象的で、今日も最高でした!今月はけっこうフレンチを食べたのですが、圧倒的旨さでございました。命尽きるまで上を目指し続ける中澤シェフの精神にもいつも感銘を受けています。少なくとも後50年は続けて欲しいものですが、、、29周年おめでとうございます!
「ステークアッシェとキャロットラペのサンドイッチ」
お土産も次の日、大変美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
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