團菊祭五月大歌舞伎 昼の部『鴛鴦襖恋睦』『毛抜』『極付幡随長兵衛』歌舞伎座

團菊祭五月大歌舞伎 昼の部『極付幡随長兵衛』歌舞伎座

歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎 昼の部」を拝見しました。1本目は『鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)おしどり』です。

配役
河津三郎/雄鴛鴦の精:尾上松也(音羽屋)
遊女喜瀬川/雌鴛鴦の精:尾上右近(音羽屋)
股野五郎:中村萬太郎(萬屋)

初めて拝見する所作事、前半は長唄による「相撲」、後半は常磐津による「鴛鴦」と判りやすく分かれています。1月の新国立劇場の『梶原平三誉石切』に続き股野五郎役の萬太郎君、すっかり板に付いている感じ。曽我兄弟の父の河津三郎が喜瀬川と良い感じなのも面白い。前半の相撲対決はコミカルに。あからさまに三郎贔屓の喜瀬川が可愛い。不細工なおしどり雄の小道具も可愛い。おしどりチックな鬘と衣装も素敵な後半、鴨好きなのでおしどりには感情移入してしまう。右近君のこの世のものとは思えない表情が凄い、松也君も痩せてすっきりしたのは良いですが、やはり右近君の踊りの巧さと表現力が際立ちます。今日一番楽しい一幕でした。

おしどり後に、銀座三越で購入した「名尾庵」の炙り鶏だし巻き弁当を食べ、ちょっと複雑な気持ちになりましたが、2本目は歌舞伎十八番の内『毛抜(けぬき)』です。

配役
粂寺弾正:中村男女蔵(滝野屋)
腰元巻絹:中村時蔵(萬屋)
小野春風:中村鴈治郎(成駒屋)
小原万兵衛:尾上松緑(音羽屋)
八剣数馬:尾上松也(音羽屋)
秦秀太郎:中村梅枝(萬屋)
錦の前:中村男寅(滝野屋)
乳人若菜:中村萬次郎(橘屋)
秦民部:河原崎権十郎(山崎屋)
八剣玄蕃:中村又五郎(播磨屋)
小野春道:尾上菊五郎(音羽屋)
後見:市川團十郎(成田屋)

男女蔵さんの弾正は、嫌味がなく朗らかですが、何回も見ている演目ということもあり寝てしまいました。。。

 3本目は『極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)』です。

配役
幡随院長兵衛:市川團十郎(成田屋)
水野十郎左衛門:尾上菊之助(音羽屋)
女房お時:中村児太郎(成駒屋)
極楽十三:中村歌昇(播磨屋)
雷重五郎:尾上右近(音羽屋)
神田弥吉:大谷廣松(明石屋)
小仏小平:中村男寅(滝野屋)
閻魔大助:中村鷹之資(天王寺屋)
笠森団六:中村莟玉(高砂屋)
加茂次郎義綱:中村玉太郎(加賀屋)
下女およし:中村梅花(京扇屋)
御台柏の前:中村歌女之丞(成駒屋)
坂田金左衛門:市川九團次(高島屋)
伊予守頼義:上村吉弥(美吉屋)
坂田公平:片岡市蔵(松島屋)
渡辺綱九郎:市村家橘(橘屋)
出尻清兵衛:中村男女蔵(滝野屋)
唐犬権兵衛:市川右團次(高嶋屋)
近藤登之助:中村錦之助(萬屋)

まずは村山座による『公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)』から。きんぴら役の市蔵さんのつき抜けっぷりが楽しい。幡随院長兵衛の子分役初め配役が豪華、この話、長い話の一部かと思っていたのですが、これで全部なのか。なんで水野が長兵衛をそこまで憎んでいるのかピンと来ないのが原因なのかわかりませんが、長兵衛の心意気の意味が伝わってこない。長兵衛の息子役の子が台詞が飛んでしまいましたが、そこまでは気にならず。内容が好きではないですが、團十郎さんは台詞回しも、不自然さがそこまでなく良い感じに思いました。来週の第二部も楽しみにしております。

團菊祭五月大歌舞伎 昼の部『毛抜』歌舞伎座

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