ミシュラン2つ星、押しも押されもせぬ日本料理店「銀座しのはら」に4ヶ月振りにお伺いしました。丁度雛祭りの時期でしたので、菱餅や梅の花と季節感のある器やあしらいも素敵でした。本日も安定の高クオリティーです。
「車海老、鮑、平貝、胡麻豆腐、茎レタス」
上には加減酢の煮こごり。
「芝海老と蛤の真薯、ワカメのお椀」
最近お椀は真薯スタイルが多いのか。菱形2層に仕上げる心遣いが素敵。
「真鯛と鮪のお造り」
淡路の真鯛はやっぱり食感と甘みが強く美味しいです。
「穴子としば漬けの飯蒸し」
香りも素敵な梅ご飯。
八寸「煮ダコ、子持昆布、合鴨の蒸しロース、ホタルイカ、ミル貝とウドなど」
早春の彩。藁で燻したホタルイカが美味。
「クエと筍」
手渡しで定番の「鮪とべったら漬の手巻き」も。
「フォアグラとあんぽ柿の最中」
中にはウイスキーのゼリー。現在最中ガールは「銀座大石」に研修中なのだとか。
「焼きスッポン、下仁田葱の天ぷら」
「銀座しのはら」のスペシャリテ。滋味深いすっぽん、20個は食べられます。
「伊勢海老、蛤、花わさびの鍋」
そのままでも美味しいが、ちり酢に伊勢海老、その上に花わさびを乗せる食べ方が最高。ここで日本酒3合目、いまやレア酒となっている富山県「勝駒 純米吟醸」のお燗がとても美味しいです。
「氷魚とワラビの炊き込みご飯」
初めていただく炊き込みご飯。琵琶湖名産の鮎の稚魚が氷魚(ひうお)です。写真で見ても冴えた香りを確かに感じます。
大盛りで。
氷魚の炊き込みご飯は滋賀の郷土料理だそう。滋賀では濃い味付けだそうですが、しのはらさんでは素材を生かした繊細な仕上げ。ふわふわの淡い氷魚に、ワラビが丁度よく苦味を補完しており美味。毎回レベルの高い炊き込みご飯は嬉しいです。
「煮麺」
先ほどの伊勢海老の鍋のスープで。ご飯、にゅう麺を1杯ずつお代わりさせていただき、お腹いっぱいです。
「うすい豆とつくね芋のきんとん」
料理、ボリューム、サービス、価格のバランスが素晴らしく、いつも満足感を与えてくれる素晴らしいお店です。ごちそうさまでした。
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