鰻「うなぎ秋本」麹町

明治42年（1909年）創業の麹町の老舗鰻店「うなぎ秋本」にお伺いしました。数年前までミシュランガイドにも掲載されていたそうです。

「共水うなぎ うな丼」

10分ほどで思ったより早く到着。鰻とご飯と別々なお重か、鰻にご飯を乗せてタレをかけた丼かを選べるので、もちろん丼で。初めていただく「共水うなぎ」とは静岡県焼津市で大井川の伏流水を使用し、通常の鰻よりも長い時間（平均18ヶ月）をかけて、大切に育てられた養殖鰻、だそう。見るからにサイズは大きく、柔らかそうです。

養殖鰻ですから、脂っこさもそれほど無く、どちらかというと綺麗な仕上がり。鰻は骨が気にならない程度に柔らか、ご飯はやや固めで美味。タレはもう少しシャープな方が好みかも。

肝吸いは味弱、漬物は種類も豊富で素敵で、奈良漬けがお気に入り。驚くほどではありませんが、久しぶりに東京の鰻店で美味しい鰻をいただきました。老舗ならではの落ち着いた内装、スタッフの方もせからしくなく、和やかでとても良い雰囲気です。ごちそうさまでした。