スペイン料理「アロセリア ラ パンサ」銀座一丁目 昭和通り

観劇不能の今、読書や映画鑑賞も楽しみですが、やはり食べることが一番の楽しみとなっています。美味しいパエリアが無性が食べたくなり、1年ぶりくらいの感覚でしたが、実際は2年ぶりでした。時早です。スペイン料理の中でも米料理専門店「ラ パンサ」にお伺いしました。以前は平日も毎日ランチ営業していたのですが、現在は金曜のみ。しかし、こんな状況なので現在は毎日粛々とランチ営業中。夜は日本酒を飲むため、あまり米を食べたくないので嬉しいです。今日もランチコースで。

「えんどう豆のスープ」
えんどう豆のスープ
換気のため窓は全開放で、とても寒い日だったので温かいスープのが嬉しかったですが、美味しいから許せる。えんどう豆の荒さを残したスープでオリーブオイルも効いています。そして皮までふわふわの、ほの温かいパンも上質。

「原薗農園のコゴジョのソテ、イベリコ豚のリエット」
原薗農園のコゴジョのソテ、イベリコ豚のリエット
初めていただくコゴジョはロメインレタスのようなスペイン野菜、葉が厚く、芯も固めですが、バランスの良い火入れ。軽い添え物のような感じの仕上がりの店が多いリエットも豚肉の旨味がしっかりしていて旨い。たっぷりパンに付けていただきます。

「ヤングコーンとソブラサーダのレブエルト」
ヤングコーンとソブラサーダのレブエルト
これも美味しい。ソブラサーダ(豚肉のサラミ)の入ったスクランブルエッグ、ヤングコーンにはバスク地方のエスペレット産唐辛子を掛けて。シンプルな卵料理なんて、ほぼ火の入れ方次第だと思うのですが、お見事です。大好物のヤングコーンも旨っ。

「イカ墨のパエリア」
イカ墨のパエリア
パエリアも何種類かあるのですが、感動したイカ墨再び。パエリアは普通は2人からなのですが、追加料金で1人でもいただけます。これくらいボリュームないと物足りないですわ。具材はイカ、海老、何かの魚、パプリカとシンプルに。アルデンテな米の食感とイカ墨による香り、表面の粘り気を含んだしっとり感のバランスが最高!

でもって、添えられたアイオリソースがまた旨い。
イカ墨のパエリア
ガツンとくるニンニクの風味に卵黄の円やかさがイカ墨パエリアとベストマッチ。食後、口の中がどうかしちまうとしてもニンニク効いてた方がが好きです。端に付着したカリカリお焦げ部分も刮いで美味しくいただき5分で完食。やっぱりこちらのパエリア旨いです。銀座には国際パエリアコンクール優勝店の「Sペロ」や「Bドロ」もありますが、こちらが銀座で一番だと思います。今度フィデウアも食べに行こう。

「フラン・デ・ケソ」
フラン・デ・ケソ
追加のデザートはチーズのプリン。見た目は普通のプリンですが、硬いです。コーヒーとあまり合わないですが、、、チーズの風味豊潤でとても美味しい。

昼時に、しかも長々と、問い合わせの電話なんか掛けるなと思いますよ。私の場合、相当にのっぴきならない理由がない限り、飲食店の営業時間中には電話は掛けないように、直前の空席確認の場合もなるべく手短(20秒以内)にしています。そんな中、サービススタッフはお1人で、大変そうでしたが、言わなくても察してパンをサーブしていただけたり、とても気の利く、感じの良い方でした。以前からの印象ですが、料理もサービスも素晴らしいお店です。お腹も心も満たされました。ごちそうさまでした。

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