表参道駅から歩いて5分ほどの場所にあるフレンチ「モノリス」にお伺いしました。初めてのお伺いでしたが「11周年アニバーサリーコース」をいただきました。
アミューズ「牛蒡と豚肉のリエット、クミン香る人参ムースの竹炭マカロン、ハムと玉ねぎムースのグジェール」
定番の3品だそうです。どれも輪郭のはっきりした味わいで美味。リエットに牛蒡を合わせているのが面白い。
「モノリスエッグ」
モノリスのスペシャリテ。蜂蜜とシェリービネガーのクリームソース、ベーコン、スクランブルエッグの3層構造。ビジュアルも楽しく、甘味、酸味、塩味のバランスが良い。
「新玉ねぎ/グリーンピース/温度卵」
グリーンピースのスープ、玉ねぎのヴルーテ、ポルト酒風味のコンソメジュレ、68度で仕上げた温卵の4層構造。フレンチでは定番の料理ですが、かなりモダン、というかオリジナルな印象。最初のアミューズもそうだったなのですが、クラシックなお店かと思っていたのは完全な勘違いでした。。。
「バゲット」
パンは始めブリオッシュで次にバゲット、劇熱な鉄板が敷かれた箱に入っており冷めないようになっています。箱開けたり閉めたりが面倒なので、冷たくても美味しいパンを出して欲しい。
「ホワイトアスパラガス(ロワール)/オレンジ」
ソースはマヨネーズとオレンジのマルテーズ。
「フォアグラ/苺/バジル」
バルサミコソースとバジルソース。苺もフォアグラもあまり好きではないですが、組み合わさるとどうかな?と思ったのですが、やはりあまり好きではない。美味しいフォアグラではありましたが。
「桜マス(函館)/蕗の薹(新潟)/サワーポメロ(鹿児島県長島)」
白ワインの泡、蕗味噌、上にサワーポメロ(大橘、文旦の仲間)、ウド、ハコベ、ハコベ、ピサンリ(タンポポの葉)、ピサンリは利尿作用があることから、オネショの意味も。英語のpissか、サービスの方が口の濁されていたのも理解できます。料理はといえば今日一番美味しかった一皿でした。皮目はサクサク、中はほぼ生という変わったミキュイで、蕗味噌が良いアクセントになっていました。
「オマールブルー(ブルターニュ)/ちりめんキャベツ/帆立貝」
好物のパイ包み、シンプルなアメリケーヌソースで。魚介類のみパイ包みは優し過ぎて少し物足らないかも。
メインの肉料理も出来上がり。
続いてもパイ包み。
「仔羊(ニュージーランド)/岩塩/ハーブ」
ペルシヤード仕立てで、仔羊のジュとタイムのソース。ソースも軽め、お肉もとても柔らかく、クセなく仕上げてあります。綺麗なお味の仔羊肉でした。
「グラニースミス/ウォッカ」
下にフロマージュブラン、ウォッカのグラニテ、ベルガモット。
「モノリスクレープ」
「アマゾンカカオ/苺」
ラム酒で香りづけしたチョコアイスとムース、カカオニブのチュイル、フランボワーズのソース。
小菓子「塩キャラメルのマカロン、チョコクランチ、金柑のコンポート」
最後に好物の金柑、嬉しいです。食後のドリンクはハーブティー押しのようですが、群馬県太田市の「マグノリア・コーヒー・ロースターズ」の美味しいコーヒーをいただきました。
グリーンピース、アスパラ、フォアグラなどあまり得意ではない食材が多かったのと、果物との組み合わせもあまり好みでない。縦の盛り付けが多いのも気になりました。。。ジビエが得意なお店なので、やっぱり秋冬だろうか。また季節を変えてまたお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
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