NODA・MAP 第24回公演『フェイクスピア』を拝見するために珍しく池袋に来たので、フランス料理が大好きな知人がお勧めというフレンチ「仏蘭西料理 やおら料理店」でランチをいただきました。リーズナブルなランチコースもありますが、夜と同じアラカルトで。
「〆たゴマサバとモロヘイヤ」
厚く切ったサバに、ねばねばモロヘイヤをたっぷり乗せた豪快な一品。組み合わせも面白く、質の良い素材を使用しているためか、非常に美味。食べ応えも十分です。
「フォカッチャ」
「鮎のパイ包み」
知人が料理の盛り付けが「ダサい」と言っていたのが理解できる一品。こういう形で来ると思わなかったで笑えます。お皿も白い普通っぽいものしか使用されないようで、なおさらこだわりが無いようにも見える。パイの中に頭と尻尾を落とした鮎、付け合せはキュウリとマッシュルーム。パイにナイフを入れるとフワッと湯気が立ち上ります。香りを閉じ込める意味に加え、サイズの大きい鮎にもかかわらず、骨まで柔らかく食べられるのが素敵。
「鴨もも肉のコンフィ」
潔く薬味無しなのが好感触、外はカリッと中はしっとりと焼き上げた定番コンフィ。サイズ感もグッドです。鶏よりも旨味も強く美味、あっという間に完食。スタッフの方にボリュームが多いので多過ぎるくらいかも、と言われたのですが、もう1品はいけました。
「ルバーブのパリ・ブレスト」
旬のルバーブを使った珍しいパリブレスト、中はルバーブたっぷり、さっくりしっとりのバランスの良いシュー生地も美味しいです。
基本和食のように、お箸で食べる事をお勧めされています。料理も和食的で良い素材をシンプルに仕上げることにこだわられている印象。価格もリーズナブルでボリューミー、非常に満足感のあるフランス料理店でした。中島朋行シェフとサービスの女性1人で切り盛りされており、注文などは全てサービスを介して、食事中も話しかけてくることもなく、ゆっくり食事ができました。1名で何も話しかけてくれないと、人によっては居心地が悪いと感じるようですが、全く気にならず。食後はよく行く銀座のフレンチのソムリエと同僚だったなど、色々楽しくお話させていただきました。次は何年後に池袋に来るかわかりませんが、またお伺いしたいレストランです。ごちそうさまでした。
コメント