銀座七丁目、花椿通り付近の路地にある不思議な飲食ビル「ギンザステップス」1階にオープンたまぐろカツサンド専門店「幸也（ゆきや）」でランチ。高級店でお馴染みのマグロ専門仲卸「やま幸」から仕入れた天然本マグロを使った料理がいただけます。「やま幸」と言えば築地にまぐろ丼専門店「海玄（シーゲン）」がオープンしましたが、海鮮丼もトロも苦手なため、カツサンドの方が俄然興味が湧きます。
「まぐろかつサンド」
味付けを4種類から選べるのですが、シンプルに塩で。ざっくりと揚がった衣に、鮪の力強い味わい。豊洲の人気パン店「ペル・エ・メル」の食パンもふわふわ香ばしくて美味。
お馴染みのイエローフラグ。青森県大間産です。
鮨店が使わない尾の身部分を使用しているそうですが、美味しい牛はどの部分も美味しいのと同じで、端っこも、むしろ端っこの方が美味しいかも。
「まぐろメンチかつバーガー」
大好物のハンバーガー、特製ごまソース、柴漬けタルタルソース、具はシンプルにキャベツのみ。同じくふわふわのバンズとざっくり食感の衣、メンチカツは蓮根の食感に、大葉と葱が加わりマイルドで深みのある味わいですが、やはりマグロの主張はしっかり。「幸也」のオーナーは「やま幸」の社長のお嬢様なのですが、女性料理人らしい繊細さを感じます。バンズは常温、少し温かい方が好きかもと思いましたが、美味しい鮪ハンバーガーでした。
「まぐろくん」
続いて背鰭の形とか、丸い顔でマグロっぽくない「まぐろくん」、似てないが故にこの名前なのかもしれません。たい焼きくらいのサイズかと思いったら倍はあります。中身はチーズとまぐろカレーのホットサンド。まぐろカツに比べると味は普通ですが、コロナが落ち着いたら食べ歩きするのにも最適かも。
良質な揚げ油を使っているのかもしれませんが、お肉よりも爽快な後味も魅力か。オーナーの山口さんは明るくとても素敵な方、まだ飲食業界の経験は浅いようなので、今後の向上にも期待です。ごちそうさまでした。
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