寄席「令和3年12月下席 主任:春風亭一朝」新宿末廣亭

初めての新宿末廣亭!「令和3年12月下席」を拝見しました。歌舞伎座の桟敷は無理ですが、ここなら座れる!昔ながらの雰囲気がとても良いです。

「猫と金魚」春風亭一蔵
先ほど「女子供は同じ電車料金じゃないの!」と女性と駅員が言い合いしているのを聞いたという爆笑マクラから。初めて聞いた演目は新作落語だそう。作者は「のらくろ」で有名な漫画家、田河水泡だと!ギャグ漫画的に笑えるわかりやすい話、サゲは「今、濡れねずみになっております」

「寄合酒」春風亭三朝
「ん廻し」の前半部分ですが、聞くのは初めてかも。沢山盗まれて乾物屋の親父がかわいそう。サゲは「変わりにビール3本持ってこい」

「漫才」ホンキートンク
コンビ名は安酒場の意味、テレビでできない常習者ネタ。
「手足」三遊亭天どん
手立から落ちたショックで「手」と「足」がテレこになってしまった人の話。天どんさんの、気だるい感じが良いね。
「呑める」古今亭志ん陽
「今日帯締めてましたか?」ってお客さんに聞かれたってマクラが一番面白かった。
「どうぶつ物まね」江戸家小猫
この方大好き、オットセイ、シマウマは犬の鳴き声モノマネの応用でいけるのね。初春のウグイスの声マネは神レベル。
「鼓ヶ滝」三遊亭万窓
文武両道の「文」は和歌、「武」は蹴鞠のことだったのか。落語って勉強になる〜。
「一目上がり」柳家さん福
初めて聞いた古典落語かも。とてもよく出来たお話です。
「奇術」アサダ二世
いつも以上にグダグダでは。紐絡まるし。それでいい、それが面白い。
「看板のピン」金原亭馬生
「時そば」柳家さん喬
今日一番良かった!情景が浮かぶしっとりとした話し方に加え、蕎麦の食べ方がとにかく秀逸で素晴らしい!勘定をごまかしたしっかり者も、真似て失敗したうっかり者、両者の描写も完璧。名人芸ですね。しかしながら「関西の江戸っ子」っていったい。

「鮑のし」春風亭一之輔
今日は流した感あったな〜。時間も短かったし、目も死んでたな〜。それでも面白から別にいいけど。
「漫才」ロケット団
定番の四字熟語ネタから。面白い。
「小言念仏」柳家さん八
コロナに対して毒舌。
「権兵衛狸」金原亭馬の助
落語の後に百面相(百眼)を披露していただきました。大黒、恵比寿、達磨大師、分福茶釜、寄席っぽくてイイね。
「太神楽」鏡味仙志郎、仙成
「天災」春風亭一朝
八五郎のべらんめえ口調が素晴らしい。意外に難しい話かと思いますが、最初から最後まで楽しめました。今日は何だかずっと眠かったのは末廣亭の独特なムードのせいか。新宿はあまり来ませんが、またお伺いさせていただきます。

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