奥湯河原にある温泉旅館「海石榴(つばき)」にお伺い。夕食もなかなか良かった。
先付「駿河湾産金目鯛奉書巻」
奉書紙は、原料を楮(こうぞ)とする伝統的な和紙。大切な文書に使用されたそうです。
前菜「駿河湾産こはだ押し寿し、静岡県産あちゃら蕪、北海道産いかふくさ焼き、山口県産バイ貝旨煮、北海道産助子時雨煮、静岡県産丸十蜜煮、静岡県産三ヶ日豚の酢味噌、静岡県産ニラ胡麻よごし」
八寸のような前菜。どれも良い感じ。
椀物「愛知県産海老飛竜頭の澄し汁」
椀に書かれた源実朝が、熱海の伊豆山神社で詠んだ「ちはやぶる 伊豆のお山の 玉椿 八百万代も 色はかはらし」の上の句も素敵。
向付「壱岐産本まぐろ、伊豆近海伊勢海老、駿河湾産ひらまさ、駿河湾産あおりいか、相模湾産赤はた、伊豆天城の本山葵を添えて」
刺身も美味しい。アオリイカ大好き。
「甘鯛の蕪蒸し」
強肴「静岡県産静岡牛の朴葉味噌焼き」
柔らかい赤身肉。
「芹の辛子浸し」
お口直し。
温物「海石榴名物、神奈川県産スッポンのつみれ鍋、浅草やげん堀の五味を添えて」
スープがかなり薄味ですが、エンペラや肉の入ったつみれが美味。五味を入れるとさらに良い具合。
「北海道産ふっくりんこの釜炊ご飯、蓮根と水菜の赤出汁、登別藤崎わさび園のわさび昆布、静岡県産大根べったら漬け、京都府産壬生菜漬、静岡県産赤蕪漬、静岡県産白菜と干し椎茸」
ご飯も美味しく、余ったご飯はお握りにしてくれる優しさ。夜中にいただいてしまいました。
「湯河原産みかんババロア、静岡県産人参の和風サバラン、青森県産津軽ぶどうシャーベット」
サバランという命名が不明でしたが、デザートもボリュームたっぷり。旅館の食事としてはレベル高いです。ごちそうさまでした。
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