初めて降りる駅、江戸川区平井にあるジビエが美味しいフランス料理店「レストラン コバヤシ」でランチ。
お通し「ホタテ貝のフリット、マッシュルームのテリーヌ添え」
北海道の大きい帆立は、黒ビールを使ったフリットに、甘くて美味しい。マッシュルームは固めのフランのような仕立て。アミューズが美味しいと期待が高まります。
オードブル「北海道産サンマのマリネ、アボカドとリンゴのパートのせ、イチジクと肝のピュレ」
イチジクと肝のピュレが、苦味をほどよく抑えており美味。サンマは小さいので、この10倍は食べたい。サンマにアボカドなど、素材の合わせ方も好感触です。
「パン」
自家製パン2種とフランスから取り寄せるバゲット。
「モンサンミッシェル産ムール貝とハマグリの冷製白ワイン蒸し、フレッシュチーズとビーツのムース、パパイヤ添え」
2種の貝に、チーズとじゃが芋のムースが良く合います。やはり素材の組み合わせは気が利いており、小林シェフのセンスの良さを感じさせます。
「鴨のソーシソン、木イチゴとはちみつビネガーの鴨のコンソメゼリー」
コルベールのモモ肉、ピスタチオ、フォアグラの筒状テリーヌが旨い。コンソメゼリーのシートもよく考えられた、見た目にも面白い仕立て。
「ニンニクのフラン、ルッコラのピュレ・ホイップミルク・ソース ナンチュア」
ウチダザリガニ(エクルヴィス）、オマール海老、車海老の濃厚なソースが絶品。ブイヤベースとアイオリソースのようなイメージでしょうか。旨い。
「舌平目の蒸し物、サワラのロースト、西洋ワサビ風味のレタス添え、エシャロットのピュレ」
魚料理は2種の仕立て。自家製ラードを使ったソテーが、見た目は焦げてますが、苦みなどは全くなく美味。
「スコットランド産ライチョウのロースト、黒サクランボのソース、チコリの黒ビール煮入りタルト添え」
内臓は使用せずソースはかなりあっさり。ちゃんと頭も添えてあるのが嬉しいです。今まで食べた雷鳥の中では一番苦み、香りという雷鳥の癖を直接感じる仕立てかもしれませんが、嫌いではありません。
写真を見ているだけで雷鳥独特の風味と香りが蘇ってくる感じ。面白い野鳥です。
チコリのタルトも良い塩梅で一気に完食。雷鳥、旨し。
「丹波栗のパイ包み焼き、セロリのソース、ペルノーのシャーベット添え」
ホクホクのサクサク、爽やかな冷たいアイス、言うまでもなく最高！
「カヌレ、ゴボウ風味のわらび餅、パウンドケーキ」
最後の小菓子も丁寧に作られている感じ、前半の量感はやや物足らないと感じたものの、食べ終わってみれば大満足でした。またコルベールなど別のジビエもいただいてみたいです。ごちそうさまでした。
コメント