落語「第26回栗好みの会 春風亭一之輔独演会」日本橋公会堂


日本橋公会堂で「第26回栗好みの会 春風亭一之輔独演会」を拝見しました。

「ご挨拶」栗村智
主催者のアナウンサー、一之輔さん曰く奇人の栗村智さんのご挨拶から。一之輔さんも正楽さんも超ハードスケジュールとのこと。お体お大事にして下さい。

前座:「六尺棒」春風亭いっ休
落語を聞くのは2回目ですが、うまくなってる〜。台詞回しも良い感じ。逃げる息子の描写や、息子が隠れているのを知らずに、駆け抜ける父親のスピード感の表現も、一之輔イズムを感じられて素敵。将来が楽しみです。

「鰻の幇間」春風亭一之輔
昨日同会場で開催された桂吉坊師匠との二人会で吉坊師匠が「死神」を1時間熱演したために20分で「中村仲蔵」をやりきったのと、ヤクルト1000の効果が凄いというマクラから今年5月にもたっぷり聞かせていただいた演目でしたが、2回目でも面白い。「北山」は腹が減る、恋慕の情が起こる、衣服などが傷む、とかいう意味なのか。53年勤めている女中の名前がお清さんというのも判明。今回は落ちを知っているので、爆発する酒、水分を持ってかれる漬物、弾む鰻など食べている時の描写がより面白い。羽織は脱がずに終了。

「紙切り」林家正楽
相合傘、線香花火をする女の子、牡丹灯籠、鬼灯市、柴犬の散歩、日本橋を渡る大名行列の先頭の奴さん、双子のパンダの赤ちゃん。

「青菜」春風亭一之輔
前座時代の橘家圓蔵師匠の奇行の話、「景気はどうだ〜」って前座に聞くのか。話の流れで羽織を脱ぐのが良いですね。顔芸が素晴らしくて、淡白をパクパクと間違えるのすら面白い。「徳ちゃん」に出てくるアンドレ似の女郎を思わせるタガメの女房の描写が素敵で、夏場に綿入れ3枚着させられて押入れに押し込められちゃった死んじゃいます。後半の盛り上がりが凄くて笑い過ぎて泣いちゃいました。素晴らしい。

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