1973年創業の老舗くじら料理店、白金高輪の「くじら料理 うずら」で「鯨づくし鍋コース」をいただきました。
「さらし鯨」
ミンククジラの尾羽をゆで、水にさらしたもの。無味ですが、コリコリシャキシャキ食感が楽しい。
「鯨のお刺身」
ニタリクジラの尾の身、獣肉と魚肉の中間のような、ごく柔らかい赤身肉、程よい脂のりで爽やかな旨味が素敵。上品なので、薬味のニンニクのたまり漬けとは合わない気も。
「鯨ベーコン」
イワシクジラのベーコンは、ネギを巻いていただきます。極薄切りで舌触りも滑らか。
「鯨の竜田揚げ」
ミンククジラの赤身肉は、瓦形状が珍しい。柔らかい肉質と、さっくり小気味良い衣の食感のコントラストが素敵。
「鯨のはりはり鍋」
鯨肉と水菜を使った大阪発祥のシンプルな鍋料理だそう。ミンククジラの赤身は下味を付け、片栗粉を打ち湯通し、さらにコロ(鯨の皮下脂肪)も入っています。最後に水菜を投入。
熱々、昆布出汁で生姜が沢山入っており、食べ進むうちに体の中から温まります。
出汁の染みた揚げ、鯨カットの人参と共に美味しくいただきました。
「〆の雑炊」
〆は雑炊かラーメン。
「苺のシャーベット、蜜柑」
苺のシャーベットで口直し。基本クセのない鯨肉なので、もう少し素材を活かした料理でも良いのではと思いましたが、初めての鯨コースを堪能いたしました。ごちそうさまでした。
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