池袋演芸場 3月余一会 昼の部「柳家喬太郎の会 極道のつる/文七元結」

池袋演芸場で3月余一会 昼の部「柳家喬太郎の会」を拝見しました。

開口一番「ちはやふる」入船亭辰むめ 
「極道のつる」柳家喬太郎
秋田、青森と落語会をこなし今朝帰京、この後も浅草、上野と回らなといけないので、出来るだけ頑張るといいながらも、ちゃんとしてくれる喬太郎師匠。旅の思い出、青森の工藤パンのイギリストースト、人間失格カステラサンド。前座時代、打ち上げで圓歌師匠に連れて行ってもらったエスカイヤクラブで初めて食べた稲庭うどん、秋田駅前の立ち食い蕎麦屋「しらかみ庵」のきりたんぽ蕎麦にのり弁丼など、思いついたことを流れで話す楽しいマクラから初めて拝聴する新作落語。とある組の事務所、鉄砲玉に適した素直な馬鹿を探すため、手下のヒデに寄席で聞いた「つる」の話をする親分、ヒデは喬太郎師匠の過剰な描写のため、どちらかというとヤバい奴。そもそもツルを知らず、ツルを説明するために、親分が披露するJALのロゴの真似に爆笑。「ツルはルーっとは飛ばないっすよね」という純粋なつっ込みも楽しい。話を聞いて八五郎同様、誰かに披露したくなったヒデ、たまたまいた通行人はとばっちり。首長鳥がJALになった理由を説明し始め、白髪を幕末と間違えたりしたあげく、ピーチになる大間違い。下げは「鮮血がツー、組の電話がルルルル」「あっ、ツルだよ」

「ココロノガイネン」三遊亭ふう丈
落語の「つる」が大嫌いだった円丈師匠の真似も似ている。とある公園で待ち合わせしている山本と白井、嫌なことがあったと聞いていたが、何故かニコニコしている白井。心をとっちゃう手術が流行り、皆ニコニコ顔になるというホラーな新作落語。客席の静寂、ふう丈さんの表情が怖い。下げは「だってそれは間違った観点(寒天)だからだ」

「文七元結」柳家喬太郎
まさかの古典落語の大ネタ、睡眠不足のため前半少しうとうとしてしまいましたが、後半はぱっちり。吾妻橋で長兵衛が文七に出会う場面、長兵衛の娘おひさに対する思いの描写が繊細で素晴らしい。文七が奉公先の鼈甲問屋に戻ってから話を聞いて、主人と番頭が「そんな粋なことをやるのは佐野槌の女将だな」と気付く流れも新鮮。最後はほっこり、緩急の付け方も抜群でしっかり笑える素敵な文七元結でした。素晴らしい。

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